カテゴリー: ほんのり怖い話

ミルクキャラメル

小学1年生の頃、よく自分の家のお墓があるお寺で一人遊んでいた。 池の鯉を見たり、お寺に飼われていた猫のミケと遊ぶのが楽しかった。 じいちゃんのお墓参りをして、周…

悪夢を見せる子守唄

もう時効だと思うから投稿します。 うちには代々伝わる『相手に悪夢を見せる子守唄』というものがある。 何語か判らないけど、詩吟などに近い感じで、ラジオ体操の歌ぐら…

遊びに来る友達

私が中学生の頃に住んでいた家での話。 私には四つ年上の兄が居る。兄には当時付き合っていた同い年の彼女が居て、家にもよく来ていた。 その彼女が来る予定の日、確か土…

合いの手

俺の親父が若い時分に、山から材木を切り出す仕事をしていた頃の話。 飯場と呼ばれる山の中の宿舎で、他の作業員と寝起きを共にする仕事だったそうだ。 その中に民謡のと…

社長の話

以前勤めていた会社での事。 その会社は創業社長が一代で大きくした会社で、バブルの頃はかなり羽振りも良かった。 しかし所詮は個人企業。 社長も元々商売の才覚があっ…

桂の木

亡き母は勘が良い人だったたけに、色々と不思議で恐い話があります。 母方の祖母が大事にしていた桂の大木が庭にあったのですが、増築する為にその木を切る事になってしま…

地図に無い土地

仕事場へ行くのに便利な山道があり、そこをバイクで通っていた時の話。 山道の途中に小さな集落があって、暫く行くとこんもりとした丘上になっている山があった。 何気に…

三階のトシ子ちゃん

春というのは若い人達にとっては希望に満ちた、新しい生命の息吹を感じる季節だろう。 しかし私くらいの年になると、何かざわざわと落ち着かない、それでいて妙に静かな眠…

手裏剣と怪異

今から11年前の話です。 当時勤務していた会社の先輩で、何となく『そりが合わないな…』と感じる女性がいました。 新人だった私には親切にして下さるのですが、どこか…

回転する位牌

昔ニュースになったので、知っている人は知っているかもしれません。 一人暮らしのおばあさんが、マンションの一室で孤独死した。 死因は、ノイローゼが昂じて、弱った心…

黄色いパジャマの子供

去年の暮れの事。 池袋のとあるレストランで会社の忘年会があった。 二次会は部署内で、三次会は仲間内での飲み会になった。 家路につこうとする頃には終電も過ぎ、タク…

一人で泳ぐ男の子

去年の梅雨の終わり頃、白石川に渓流釣りに行った時の事。 午前4時くらいに現地に到着し準備を終え、さあ川に入ろうとした時に、川の方から子供の声が聞こえるんです。 …

バイバイ

4月の統一地方選挙で、某候補者のウグイス嬢をしました。 その時、私はマイク担当ではなく、手振りに専念していました。 手振りは、候補者を支持してくださる方が振って…

招かれざる客

いきなりだが、俺には全く霊感が無い。 その俺が先日仕事で、地元では結構有名らしい幽霊屋敷へ行くことになった。 俺はその地域には疎いので全く知らなかったのだが、 …

ヤクルトをくれるお婆さん

あれは俺が小学4年生の時でした。 当時、俺は朝刊の新聞配達をしていました。 その中の一軒に、毎朝玄関先を掃除しているお婆さんが居ました。 そのお婆さんは毎朝、俺…

教室に居る子

小学6年生の二学期の途中に地方へ引っ越した。 転校をするのは初めてのことだった。 不安に思っていた僕に最初に話し掛けてきたのは、T君というクラスのリーダー格らし…

トウモロコシ

トウモロコシが食卓に上がる季節になると、我が家では必ず語られる話。 今では70歳近い母親が、小学4年生の時に体験した話だ。 ※ 一人っ子の母は当時、母の祖母と両…

裏の家のおじいさん

数年前の夏、高校生の時に体験した話です。 その日はとても蒸し暑かったのを覚えています。 夏休みになったばかりで、特にする事のなかった俺は、クーラーをガンガンにか…

好条件物件

まだ自分が大学在学中、あれやこれやがあって、気分を変えるため引越しをすることにした。 大学のそばにある不動産屋で、大学と係わりの強いおばちゃんに条件を提示しつつ…

根付

これは私が小学3年生の時に体験した話です。 当時の私の家族構成は、母方の祖父母、父母、姉、でした。 祖父の生家を建て直す事になり、壊す前に家族全員でご挨拶に伺い…