カテゴリー: 神父の子シリーズ

神父の子として育った語り手の身に起きた出来事を描く連作シリーズです。信仰のすぐ傍にあるからこそ見えてしまう「負」と人の心の危うさを、静かな筆致で描いた実話風怪談です。

負(神父の子5)

ある日のこと。 教会に来る信者さんで、ホームヘルパーの仕事をしている田中さん(男性・仮名)に「一緒に行って欲しい家がある」と頼まれた。 老人の一人暮らしなのだが…

自己暗示(神父の子4)

ある日のこと。 教会に面識の無い中学生からの電話があったらしい。 どうやら複数人のグループで電話を掛けてきたらしく、電話を受けた親父も内容の把握に困惑していた。…

子猫の里親(神父の子3)

ある日のこと。 「拾った子猫を飼ってもらえないか?」 と小学生くらいの女の子とその母親が来た。 商売柄と言って良いのか分からないが、教会にはこの手の相談がよく来…