心霊ちょっと良い話

山の神社と巫女の幽霊

これは5年前の話です。当時の私は浮浪者で、東京の中央公園での縄張り争いに敗れ、各地を転々とした後、近畿地方の山中の神社の廃墟に住むようになりました。 麓へ下…

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あの世からの最後のメール

この話は7年前の出来事です。 当時、インターネットはまだ普及しておらず、私はパソコン通信を利用していました。 クローズドの掲示板のような場所で仲良くなった人…

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ワケアリ物件の守護霊

半年前の出来事です。 現在住んでいるアパートは「出る」という噂のある物件で、私は恐怖を感じない0感体質のため、破格の家賃に惹かれて入居しました。 台所の壁に…

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眼鏡の思い出

祖父が生前、私たち家族には常に厳しい人でありながら、時折見せる優しさとともに存在感を放っていました。 彼が亡くなった後、家族として彼を失った悲しみが心の隅に…

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九十九神

皆さんは、九十九神というものをご存知でしょうか? 長い間使用されている物に宿るとされる妖怪のような存在です。 私は詳しいことは知りませんが、特注の松葉杖には…

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初恋のお兄さん

小学3年生の頃、当時9歳だった私は、学校で虐めに遭っていました。 幼なじみの友達はいたのですが、一人で過ごす方が楽に感じてきていました。 ※ そんなある夏の…

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千鳥足の酔っ払い

その日はなかなか仕事が終らず、自宅近くのバス停に降り立ったのは22時少し前だった。 自宅のマンションに向けて歩いていると、数メートル先に一人の酔っ払いが歩い…

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下に誰か来ている

うちの家は親父が製麺業を経営していて、親父は仕事上、朝の4時になると家を出て行く。 両親の部屋は1階、俺の部屋は2階にあった。 俺が中学生だった時のある日の…

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長年の友への激励

米屋の店先で長椅子に座っていた米屋のじいさんが、ガックリ肩を落としたような格好でタバコを吸っていた。 すると「随分しょぼくれてんなぁー!ボケが始まっちまった…

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真っ白な蝶々

私の母が亡くなってから、色々な出来事がありました。 最初は、母の葬儀が終わって夕方家に戻った時のことです。 玄関の黒いドアの真ん中に、真っ白な蝶々がぴったり…

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おさげの女の子

今から十年以上前、当時高校生だったおいら。 アメリカのバレンタインデーは、好意を持った相手に男女問わずプレゼントをするらしい。 その話を聞きかじり、 『よし…

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中小ソフトウェアハウス

中小ソフトウェアハウスに勤めていた友人Kの話です。 あるプロジェクトの納期がきつくデスマーチとなり、Kとその先輩は連日徹夜で作業していたそうです。 ところが…

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おっちゃんの幽霊

半年程前に起きた出来事。 今住んでいるアパートは所謂『出る』という噂のある訳あり物件。 しかし私は自他共に認める0感体質。恐怖より破格の家賃に惹かれ、一年前…

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