まだ開いていた店
母の入院見舞いで帰省した北陸の町。シャッター街になった商店街の奥に、子供の頃に通った手芸店の灯りがまだ残っていた。そこにいたのは、五年前に亡くなったはずのおばあ…
母の入院見舞いで帰省した北陸の町。シャッター街になった商店街の奥に、子供の頃に通った手芸店の灯りがまだ残っていた。そこにいたのは、五年前に亡くなったはずのおばあ…
転勤で引越した先の自治会に参加した私。公民館の一番奥の席に、毎回同じ老婦人が静かに座っていた。誰も彼女のことを話してくれない。その理由に気づいた時、背筋が冷えた…
山あいの集落を担当する郵便配達員が体験した話。行き止まりの農道の奥に、毎月荷物を無言で受け取る老婆がいた。ある日、玄関前に見知らぬ男の人影が消え、帰り道に思いも…
転職先のデスクの引き出しに残っていた一枚の付箋。「次の人へ」と書かれたその下には、五つの項目があった。最初は引き継ぎメモだと思っていたが、項目は次々と現実になっ…
雑誌の取材で山奥の限界集落を訪れたフリーランスの写真家が、一人暮らしの老人の家に泊まる。夕食に四人分の膳が並び、夜中には誰かと話す声が聞こえる。写真に写ったもの…
介護施設の夜勤中、亡くなった入居者のサキさんが夜な夜な他の入居者のもとを訪れているという。そしてある夜、ナースステーションに赤い折り鶴が置かれていた。…
フリーランスの写真家が深夜の商店街で撮影中、閉まっているはずの店に灯りが見える。写真を確認するたびに、その灯りの中に何かが写り込んでいることに気づく。…
大学生がバイト先の古い図書館で体験した不思議な出来事。閉館後の閉架書庫で灯る読書灯と、誰もいないはずの場所に残される栞の謎。…
長距離トラック運転手が深夜に泊まった国道沿いのビジネスホテル。快適な一夜を過ごしたが、二週間後に同じ場所を訪ねると、そのホテルは三年前に閉業していた。…
東北の地方都市への出張で泊まった古いビジネスホテル。三泊の間に廊下で、エレベーターで、そして三度目の夜に黒いコートの女性を見た。顔を一度も見ることなく過ごしたチ…
毎週水曜日、スーパーの冷凍コーナーで同じ棚を眺めているおばあさんがいた。声をかけた翌週、その商品は「存在しない」と言われて——じわじわと怖くなるほんのり怖い話。…
深夜の山道を走るトラック運転手が、霧の中で見つけた古いドライブイン。店を出ると一時間以上の時間が消えていた。翌月同じ場所を訪れると、そこには建物の跡さえなかった…
深夜の温泉旅館で警備を務める男が、誰もいないはずの大浴場で繰り返し目撃した不可解な現象。湯気の向こうに見えたものは、今も説明がつかない。…
出張で初めて訪れた地方のビジネスホテル。部屋の全てに既視感を覚える中、ベッドサイドの隙間から見つけたメモには、自分の筆跡で警告が書かれていた。…
引越し先のアパートで、毎晩22時になると隣室から廊下を歩く音がする。管理会社に確認すると「その部屋は1年半空室です」と言われた。…
帰省した実家で、一人暮らしの母が誰かと話しているのを見た。声の主を確かめようとするうちに気づいた、不思議で少し怖い体験談。…
出張で泊まった古いビジネスホテルの303号室。深夜に繰り返し点くテレビ、乱れたアメニティ、そしてチェックアウト前に見つけた見覚えのない一文字。誰が書いたのか、今…
深夜一時を過ぎると必ず聞こえてくる廊下の足音。古いマンションに引っ越した男性が体験した、夜ごとの来訪者の正体とは。…
何から説明すればいいのか、自分でも少し迷っています。 先日、小学校の同窓会がありました。 出席率のいい私たちのクラスは、物故者を除けば全員が揃い、久しぶりに「○…
一年に一度しか会わない友人がいます。 AとB、そして俺。 高校時代の友人で、今も続いている縁はこの二人だけです。 集合するのは、毎年七月末の土日でした。 Aが声…
いつもミステリーをお読みいただき、ありがとうございます。
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