怖い話・不思議な体験・都市伝説まとめ|ミステリー

銘のない竿

琵琶湖のほとりの古い秤屋には、秤は必ず二本で一組という決まりがありました。控え帳は百年ぶん一本だけ多く、梁の奥には目盛りのない竿が掛かっています。対岸にあったと…

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壺、三

但馬の鉱山の旧坑から出た、用途の分からない素焼きの壺。夜だけ振れる電位計、毎週坑口に落ちている金色の板、そして日報といつも一つだけ合わない人数。台帳に残した三と…

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拵えた者

昭和五十八年の秋、八溝の山あいの集落で、数の合わない彫刻石が見つかりました。誰も見ていない日にだけ増え、絵はしだいに新しくなり、やがて建ったばかりの建物が現れま…

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仮面の男

十七で入った山陰の温泉宿には、十九年も離れに逗留する客がいました。障子は開けない、開いていたら閉めずに下がる、顔を見たらその日のうちに宿を出る。この三つの決まり…

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