お気遣い
私は趣味で写真を撮っています。 主に風景ばかりで、休みが取れた時は各地を回っているのですが、その時に宿泊した民宿での体験です。 ※ その日、九州の方に行っていた…
じわじわ来る、あの感覚。大きな叫び声や派手な演出ではなく、日常の中にそっと潜む怖さ——ほんのり怖い話は、読んだ後もしばらく頭に残る静かな恐怖を描いています。「佐々間のおばちゃん」をはじめ、日常に紛れ込む静かな怖さを約400話収録しています。
私は趣味で写真を撮っています。 主に風景ばかりで、休みが取れた時は各地を回っているのですが、その時に宿泊した民宿での体験です。 ※ その日、九州の方に行っていた…
偶に記憶の空白が訪れる。 正確に言うと、「気付いたらいつの間にか数時間が経過していた。そして、ついさっきまで自分が何をしていたのかが判らない」というものなんだけ…
これは私が、いや正確には母が半年前から9月の終わり頃までに経験した話です。 今年の7月某日、諸々の事情で私は結婚を前に実家へ一度帰省するため、アパートから引越し…
登山サークルに所属していた3人の男性が、冬休みを利用してある山に登ることを決めました。 彼らのレベルではまだ早いと言われましたが、若さにかまけて無理やり登山を決…
ゴールデンウィークにお茶工場を手伝いに帰った田舎で、小五の従妹が言った。学校の渡り廊下に、おごめご様が出る。それは俺が通った頃、墓石だと噂された黒い岩のことだっ…
中学二年の終わりに引っ越す事になった。 引っ越しの前日、家の前を同級生のM君がブツブツ独り言を言いながら歩いているのを見つけた。 M君とは幼稚園から中学二年まで…
私は工務店に勤めておりまして、3年程前にある幼稚園までバスの車庫を修理に行った時の事です。 その幼稚園はお寺が経営していまして、車庫は園舎を横に抜けた本堂裏の広…
小学校低学年の時だから、かなり昔の事になります。 私はその日、母に手を引かれ、遠縁の親戚を訪ねるため駅に来ていました。 まだ見慣れない色とりどりの電車に、私は目…
自分が小学生の頃、近所で割と有名なおっさんがいた。 いつもぶつぶつ何か呟きながら町を徘徊していた人だった。 両親も含めて、奇妙な人だから近寄らない方が良いと誰も…
ようやく笑い飛ばせるようになったんで、俺の死んだ嫁さんの話でも書こうか。 嫁は交通事故で死んだ。 ドラマみたいな話なんだが、風邪で寝込んでいた俺が夜になって「み…
小さい頃、祖父が友人宅から鷹の絵の描かれた大きな絵皿を貰ってきた。 それは今でも和室に飾ってあって、特に怪奇現象を起こしたりはしていない。 祖父の友人は骨董商だ…
小学校の頃、自分は飼育委員をしていた。 学校には鶏とウサギと亀がいて、それらの餌やりや小屋の掃除、死体の始末をするのが仕事だった。 繁殖期になるとウサギは沢山子…
ネトゲのAさんは、誰にも話していない昇進や友人の骨折を言い当て、引退の夜には無くしたレポートの在りかまで告げて消えた。気の合う人のことが分かってしまう超能力者の…
自分が子供の頃の話。 両親の付き合いで誰か(多分二人の共通の知り合いか何かだと思う)のお見舞いに行ったんだ。 何故か病室には入れてもらえず、その階の待合室で弟と…
俺が人生で一度だけ体験した不思議な話です。 俺の住んでいる所は凄い田舎。数年前にローソンが出来たけど、周りは山に囲まれているし、季節になると山葡萄が採れ、秋には…
午前2時、ボロ軽の助手席で、友人のイキバタは夜の峠道を無言で下っていた。窓を開けたまま歌ってしまった夜だった。家に着くと、母親が言った。さっき帰ってきたでしょう…
ホラー映画を観たり怖い話を聞いたりするのは大好きだけど、自分がそういう体験をするのは絶対嫌だと言う友人から聞いた話です。 ※ 10年くらい前の話。 当時、友人は…
喋れない幼馴染が使っていた指さし表は、字の入っていない端の枡だけが黒く汚れていました。十三回忌のあとに届いた封筒と、古いパソコンに残っていた数字の並びが、あの晩…
5歳の頃、一番大事にしていたぬいぐるみを捨てられたことがありました。 それはパンダのぬいぐるみで、お腹に電池を入れると足が交互に動いて歩くものです。キャラクター…
この話は僕がまだ中学生だった頃、友人の家に泊まりに行った時に聞いた話。 友人と僕が怪談をしていると、友人の親父さんが入って来て、 「お前たち幽霊の存在を信じてる…
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