タグ: 心霊

住所のない開業挨拶状

廃業を控えた活版印刷の老舗をひと月取材した、ライターの私が体験した不思議な話。誰も触れていないのに、夜ごと組まれていく挨拶状の活字。湯呑みはいつも一つ余分。そし…

父の着信音とお馬の親子

肺がんで旅立った父と、葬儀でも笑顔を絶やさなかった妹。父の着信音だった童謡お馬の親子と、妹が見た不思議な夢、その夢が確かめられた小さな出来事を綴る、やさしい心霊…

病室に隠された絵日記帳

深夜、部屋の隅に体育座りの男の子が現れた。頼まれたのは、病室に隠した絵日記帳を両親へ届けることと、自分の家の場所を教えること。小さな足音の主が最後に駆けていくま…

トンネルの少女に追われた昼の山道

昼下がりの静かな山道、親戚の家へ向かう途中のトンネルで、猫を追った俺の後ろに足音がひとつ多かった。出口で待っていたトンネルの少女の顔と、叔父がぽつりと言った猫の…

ドルフィンリング

十歳上の姉の不良仲間にもらったドルフィンリングが、真夜中に焼けるほど熱くなった。事故の知らせが届いた夜、玄関の向こうから「迎えに来たよ」と呼ぶ声がして、両親は外…

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