屋根の上の女
今年の夏の体験。 私の家は山の上の方にある。 夜、喉が渇いたので飲み物を買おうと、500メートルほど坂を下った所にあるコンビニへ行くため自転車に乗った。 私の家…
誰かに話すと信じてもらえないかもしれない、あの体験。心霊体験談を実話風に描いた短編を集めました。ゾクっとする感覚と、不思議な余韻をお楽しみください。
今年の夏の体験。 私の家は山の上の方にある。 夜、喉が渇いたので飲み物を買おうと、500メートルほど坂を下った所にあるコンビニへ行くため自転車に乗った。 私の家…
妹が小学生の頃、家族ぐるみで仲良くしていた母子家庭のAさん親子がいました。 うちも母子家庭だったので、すぐ仲良くなったみたいです。 私は当時高校生だったので、学…
先月、仕事で千葉のホテルに一週間ほど滞在した。そこは普通のビジネスホテルで、滞在2日目の夜の事。 タバコが切れたので階に設置されてる自販機で買おうと部屋を出て、…
フリーの調査員だった俺が、出版社の依頼で向かった山奥の廃墟ホテルの調査。噂の事件は記録に存在せず、夜の撮影で、同僚の声が奥の部屋から呼ぶ。壁の色の違う部屋で起き…
子どもの頃、いつも知らない人が私を見ていた。 その人はヘルメットを被っていて、襟足には布がひらひらしており、緑色の作業服のような格好。足には包帯が巻かれていた。…
俺のおふくろは戦前、満州から北朝鮮の辺りに開拓移民で居たのだが、夕暮れ時に街角の十字路で1メートルを超える人魂を見たことがあると言っていたな。 ぽっかりと浮かん…
昔、婆ちゃんから聞いた戦時中の話を一つ。 第二次世界大戦中、うちの婆ちゃん(サノ)が10歳の頃の話です。 ※ 婆ちゃんはお姉さんと避難のために親元を離れ、田舎の…
深夜のテレビ番組で、その日の企画は怪談だったのですが、その話の中の一つに映画監督のH氏にまつわる話がありました。 ※ ある時、H氏はスランプに陥っていました。 …
自分は卒業旅行で富士の樹海に行った大馬鹿者です。 わざわざ九州から青春十八切符を使い、普通列車を乗り継いで…。 とにかく幽霊を見たいという目的で、友人と二人で二…
20年くらい前かな。俺がフリーターをやっていた頃の話なんだけど、その当時ヨーロッパの方へ海外旅行に行ったんだよ。 観光目的ではなく労働者ビザを取って2年くらい居…
九州の山あいの民宿で、部屋の前に置かれ続けた湯呑み。中身はお茶ではなく、ただのお湯だった。畳すれすれのお盆に込められた、亡くなった息子さんの小さなお気遣いを知っ…
終電を逃して泊まった鶯谷のホテル。後輩と私は、扉が細く開いた同じ夢を見た。目のない黒髪の女は、眠る後輩の顔に鼻を近づけ、匂いを嗅いでいたという。フロントの男の「…
これは私の友人Aが大学に通うため、世田谷区のアパートに住んでいた時の話です。 そのアパートはいわゆる事故物件で、手首を切っての自殺があったらしいのですが、幽霊な…
以前のバイト現場に、音楽の専門学校に通っている同僚のYさんが居ました。 男性の年上の方で、生活費を稼ぐためにバイトを掛け持ちしていたそうです。 ※ ある日、Yさ…
ようやく笑い飛ばせるようになったんで、俺の死んだ嫁さんの話でも書こうか。 嫁は交通事故で死んだ。 ドラマみたいな話なんだが、風邪で寝込んでいた俺が夜になって「み…
研修旅行から帰った友人が、駅前の電話で家に鍵を開けておくよう頼んだのに、玄関は閉まったまま。公衆電話から何度かけても無言の受話器が、最後に「ダレモイナイヨ」とだ…
この話は今から約20年前、私がまだ中学生だった頃の出来事です。 夏休みも後1週間程となった8月の終わり。ろくに宿題も終わっていないにも関わらず、友人2人と近所の…
高校一年、朝六時半の満員電車で、いつも空いていた席に半年座り続けた。七月の朝、背もたれの向こうからボソボソとした声がして、振り向いた俺は何を見たのか。黒ずんだ制…
高校を卒業するまで住んでいた街に幽霊屋敷があった。 少し街外れの大きな土地に、広い庭と白い2階建ての家。 2年程前にそれを建てて住んだのは四人家族だった。父親は…
まだ俺が大学に居た頃だから、もう2、3年前になると思う。 田舎を出て県外の大学に通っていた俺に、実家から「婆ちゃんが倒れた」と電話があった。 昔から色々と面倒を…
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