田んぼの案山子の秘密
私は田舎に住んでいて、学校への通学路は常に田んぼの脇道を歩いていた。 ある日、帰宅中に田んぼの中にピンク色の割烹着を着た姿が見えた。 「田植えをしているのか」と…
田舎には、都会では起きないことが起きる。山道で出会った何か、旧家の怪、峠で聞いた声——田舎の怖い話は、土地に根ざした独特の恐怖を持っています。地方に伝わる怪談・田舎の不思議な体験談を集めました。
私は田舎に住んでいて、学校への通学路は常に田んぼの脇道を歩いていた。 ある日、帰宅中に田んぼの中にピンク色の割烹着を着た姿が見えた。 「田植えをしているのか」と…
ある山村に、不思議な伝承があった。 その伝承によれば、村の奥地にある古い神社には、神隠しの力があると言われていた。 神隠しとは、神や妖怪が人間を自分の世界に連れ…
ある村に伝わる不気味な伝説がある。 その名は「クギヌシ様」と呼ばれる。 どこから現れるのかは分からないが、黒い帽子をかぶった女性の姿をしており、村に悪をもたらす…
私は小学校に通う前、田舎の祖父母の家に住んでいました。 同い年の子供どころか、祖父母以外に人を滅多に見なかったので、暇で仕方がありませんでした。 ※ ある日、敷…
墓石に混ざって、お地蔵様のような、奇妙な仏様か道祖神のような石が奉られている墓地がある。 それは墓石の一種らしく、それも奉られてたり墓石扱いされていたりするのだ…
ある日の夜、警察に連絡があり、村中の大人の男が集まって大捜索が行われた。 俺の親父も仕事から帰って飯も食べずに村の会館へ向かった。 母ちゃんは緊張した顔でどこか…
曾ばあちゃんは、中部地方の山の中の集落の出らしい。 子供の頃に両親が亡くなり、兄は奉公に出て、幼かった婆ちゃんは庄屋の家に引き取られた。 婆ちゃんは二歳年上の庄…
元彼は中国地方の山合いにある集落に住んでいた。 水道は通っているけど、みんな井戸水を飲んでいるような、水と空気のきれいな所でした。 秋の連休に彼の地元を見に連れ…
小学校低学年の頃に体験した話。 子供の頃の記憶がはっきりしている自分にしてはおぼろげな記憶なので、一部夢と混ざっているのではないかと思いつつ、なるべく鮮明に憶え…
祖父がまだ子供の頃の話。 その頃の祖父は、毎年夏休みになると、祖父の兄と祖父の祖父母が暮らす田園豊かな山麓の村に両親と行っていたのだという。 その年も祖父は農村…
俺の親父の実家がある村の話。 父親の実家は、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村だ(もう合併して村ではないが)。 元の起源は、落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所…
親父に聞いた話。 30年程前、親父はまだ自分で炭を焼いていた。 山の中に作った炭窯で、クヌギやスギの炭を焼く。 焼きにかかると、足かけ四日くらいの作業の間、釜の…
俺は神戸に住んでいるのだけど、子供の頃はよく親父の実家である島根の漁師町へ遊びに行っていた。 9歳の夏休みも、親父の実家で過ごした。 そこではいつも友達になった…
俺の実家は東北の超田舎にあるのだけど、数年に一度、村全体で謝肉祭をやるんだよね。 その風習が少し変わっていて、その年に7歳になる子供と16歳以上の未婚の女を別々…
自分は子どもの頃から大学に入るまでずっと浜で育ったのだけど、海辺ならではの不思議な話が色々あった。 自分の家はその界隈で一件だけ漁師ではなく、親父は市役所の勤め…
俺は今は大きなデザイン事務所に勤めているのだけど、専門学校を出て暫くは、学校から勧められた冠婚葬祭会社で写真加工のバイトをしていた。 葬式の場合は遺影用としてス…
『おあし』という神様の話。 父が若い頃、家に親戚のお嬢さんを預かっていたらしい。 お嬢さんはまだ高校生で、家庭の事情で暫く父の家から学校に通っていた。 父の実家…
私の父方の祖父は今年で齢九十近くになるが、今でも現役の漁師だ。 年に一度、盆に九州の祖父の家に遊びに行った時は、祖父と一緒に沖に出て釣りをするのが今でも恒例にな…
小学校低学年の頃、友人Kと何回か『ドウドウ』という遊びをした。 どのような遊びかと言うと、夕方17時~18時くらい、家に帰るくらいの時間になると、俺かKのどちら…
去年、私は仕事で失敗が続いていた。 厄年は来年なのに何故だろうかと調べた末、前厄という存在を始めて知った。 すぐに会社に三連休を貰い、遠い田舎の実家まで帰省をす…