生贄の風習
俺の親父の実家がある村の話。 父親の実家は、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村だ(もう合併して村ではないが)。 元の起源は、落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所…
田舎には、都会では起きないことが起きる。山道で出会った何か、旧家の怪、峠で聞いた声——田舎の怖い話は、土地に根ざした独特の恐怖を持っています。地方に伝わる怪談・田舎の不思議な体験談を集めました。
俺の親父の実家がある村の話。 父親の実家は、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村だ(もう合併して村ではないが)。 元の起源は、落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所…
親父に聞いた話。 30年程前、親父はまだ自分で炭を焼いていた。 山の中に作った炭窯で、クヌギやスギの炭を焼く。 焼きにかかると、足かけ四日くらいの作業の間、釜の…
俺は神戸に住んでいるのだけど、子供の頃はよく親父の実家である島根の漁師町へ遊びに行っていた。 9歳の夏休みも、親父の実家で過ごした。 そこではいつも友達になった…
俺の実家は東北の超田舎にあるのだけど、数年に一度、村全体で謝肉祭をやるんだよね。 その風習が少し変わっていて、その年に7歳になる子供と16歳以上の未婚の女を別々…
自分は子どもの頃から大学に入るまでずっと浜で育ったのだけど、海辺ならではの不思議な話が色々あった。 自分の家はその界隈で一件だけ漁師ではなく、親父は市役所の勤め…
俺は今は大きなデザイン事務所に勤めているのだけど、専門学校を出て暫くは、学校から勧められた冠婚葬祭会社で写真加工のバイトをしていた。 葬式の場合は遺影用としてス…
『おあし』という神様の話。 父が若い頃、家に親戚のお嬢さんを預かっていたらしい。 お嬢さんはまだ高校生で、家庭の事情で暫く父の家から学校に通っていた。 父の実家…
私の父方の祖父は今年で齢九十近くになるが、今でも現役の漁師だ。 年に一度、盆に九州の祖父の家に遊びに行った時は、祖父と一緒に沖に出て釣りをするのが今でも恒例にな…
小学校低学年の頃、友人Kと何回か『ドウドウ』という遊びをした。 どのような遊びかと言うと、夕方17時~18時くらい、家に帰るくらいの時間になると、俺かKのどちら…
去年、私は仕事で失敗が続いていた。 厄年は来年なのに何故だろうかと調べた末、前厄という存在を始めて知った。 すぐに会社に三連休を貰い、遠い田舎の実家まで帰省をす…
うちの母方の婆ちゃんが住んでいた村での話。 婆ちゃん家の村には山があるのだけど、その山の中に凄く綺麗な緑色の池がある。 限り無く青に近い緑色と言うか、透明気味な…
『牛の首』という江戸時代から伝わる怪談があるが、俺の田舎にもそれに類する伝説があった。 標高200メートルくらいの山があった。山と言うより、丘に近い感じだ。 地…
医者だった祖父が、とある山中の無医村に赴任した時の話。 当時6歳だった俺は、祖父と祖母の家に預けられる形で、一緒にその村で暮らすことになった。 喘息持ちの俺の転…
皆様は木守りという風習を御存知でしょうか。 実った木の実を全て取り入れてしまわず、いくつか残す風習は昔からあって、取り入れずに残した実のことを木守り(きまもり)…
兄夫婦の嫁さんが教えてくれた話。 兄嫁(仮名・K子さん)のお父さんは、昔から農家をしている人だった。 農家というのは、幼い頃からお手伝いをさせられるから大変だっ…
小学生くらいの時の話。 親戚の家が辺鄙な場所にあった。裏手には山、逆側には谷がある。 子供の遊び場としては最高だったのだけど…。 そして谷にはよくゴミが捨てられ…
昔、祖父が山の近くで自営業を営んでいた。 祖母と母と俺は偶に山の方に入り、ワラビを採っていた。 これを焼いたり茹でたりして、マヨネーズを付けて食べると美味い。 …
古い物を家主の居なくなった家から回収し、業者に売りに出す仕事をしています。 一般の人から依頼があって回収する事もあるし、解体業者からお呼びが掛かって現場へ出向く…
ぼうなき様って知ってる? 想像以上にマイナーな行事だったので、地元から出て話題にした時は誰も知らなかった。 有名なS神社で行われる七五三の続きのような行事で、十…
この間、ずっと忘れていた事を思い出しました。 前後関係は全く判らないのですけど、子供の頃に住んでいた小さな町での記憶です。 他の五人くらいの子供と、どこかの家の…