カテゴリー: 怖い話

言えないこと

大学時代の友人から「うちに遊びに来ない?」と電話が入った。 声を聞くのは半年振り、実際に会うとなれば1年ぶりにもなるのだな…。 そう仕事明けのぼんやりした頭で話…

出会った時間

これは以前働いていた会社の人の体験談です。 会社の仕事が一段落つき、何の話からか怖い体験の暴露大会になった時に聞いたSさんの話です。 ※ Sさんは、遠く離れた所…

山へのいざない

母の家系は某山と良からぬ因縁があるらしく、祖母より決してそこへ行ってはいけないと固く言われていた。 「あの山に行ってはいかん。絶対にいかんよ。行ったら帰って来れ…

顔の群れ

私が以前住んでいた家の真横に、樹齢何十年という程の大きな樹がありました。 我が家の裏に住む住人の所有物であったのですが、我が家はその木のお陰で大変迷惑を被ってい…

幸恵

戦後すぐのお話。 哲夫という田舎の青年が、カメラマンになるために上京しました。 哲夫には幸恵という恋人が居ました。 幸恵は両親の反対を押し切り、哲夫と一緒に上京…

古いオルガン

家に古いオルガンがあった。 私が生まれるより前に、母が中古で買ったらしい。 小学生の時に一度だけ弾こうとしてみたが、ベース(足用鍵盤)の音が全く出なかった。 ※…

もう一人の足

母が高校生くらいの頃、母にはAさんという友人がいたそうです。 その人は別に心霊現象に遭うような方ではなく、本当に普通の人だったそうです。 ある日、母とAさんは近…

廃病院での肝試し

会社の先輩のIさんに聞いた話。 先輩が大学一年の時に、仲の良いサークル仲間四人で肝試しに行くことになった。 市街地から少し離れた所にある廃病院。お化けが出ると結…

漬物石

去年の7月のことだ。 俺の祖父と祖母は老人ホームで既に他界していて、実家を管理する人がいなかったから、荒れ放題になってしまっていた。 本来ならば、相続の関係で俺…

当世話

俺の実家のある地区では『当世話(とうぜわ)』と呼ばれるシステムがあり、それに当たった家は一年間、地区の管理を任される。 今年はその当世話がうちで、祭事に使う御社…

会社の開かずの間

うちの会社には、開かずの間がある。 嘘みたいな本当の話で、確かにある。 会社は3階建て。その3階の端に資材倉庫があり、その倉庫の奥に扉が設置されている。 新人の…

巫女さんのバイト

姉の体験談。 近所の神社が祭りのために臨時で巫女のバイトを募集していた。 姉はそれに応募し、見事採用された。 主な仕事は祭りの時期の接客であったが、祭りの後も土…

海ボウズ

俺の爺ちゃんの話。 爺ちゃんは物心が付く頃には船に乗っていたという、生粋の漁師だった。 長年海で暮らしてきた爺ちゃんは、海の素晴らしさ、それと同じくらいの怖さを…

夜釣り

俺が大学1年生の時の話。 何もない田舎の大学に通う俺と大学の友人は、夜釣りに行くことを趣味にしていた。 大学は、大きな漁港を持つ日本海側の地方都市に立地し、釣り…

ト・コ・ヨ・ワ・タ・リ

家の近所に『青柳タンス』という廃屋があった。 別にタンス屋だった訳ではなく、ただの民家だったのだが、壁面にそういう看板が掛けてあった。 そこには電話番号も書いて…

マンホールの男

昔、警備会社の夜勤をやっていた時の話。 多くは国道の道路工事の現場で、車通りの多い道で騒がしい音の中働いていた。 ある日、珍しく裏道の仕事が回って来た。 その細…

手を振る人形

2008年8月の終わり頃、一週間ほど夏休みが取れたので兵庫県の実家に帰省しました。 ある日、叔父(父の弟)に頼まれた簡単な仕事の手伝いを終え、二人車で帰路に着き…

車の手形

ある日、大学生のカップルが山へドライブに行きました。 夕方になり、辺りが薄暗くなった頃に帰ろうとしたのですが、道を間違えたのか、行きでは通らなかった古びたトンネ…

赤ちゃんの声

何年前だったかは今はもう覚えていません。 でも当時は凄く暑くて、扇風機を点けっ放しで寝ていたので、夏であることは確かだったと思います。 熱帯夜というやつですね。…

連鎖と数珠

一年経ってようやく冷静に思い出すことができるようになった出来事がある。 去年のちょうど今頃の話だ。 その日は金曜日で、俺は会社の同僚数人と何軒かの店をハシゴして…