色彩の失われた世界
| ほんのり怖い話 | 不思議な体験 | 田舎にまつわる怖い話
俺がまだ子供の頃、家の近所には深い森があった。 森の入り口付近は畑と墓場が点在する場所で、畦道の脇にはクヌギやクリの木に混ざって、卒塔婆や苔むした無縁仏が乱…
埋めたはずなのにな…
| 不思議な体験 | 洒落にならない怖い話
ラジオで聞いた、カメラマンの方が体験した話。 ※ ある雪山へ助手と撮影に行った。雑誌の仕事だった。 撮影何日か目に助手が怪我をした。 まだ予定枚数が撮れてい…
屋上にはナナシが居た(ナナシシリーズ9)
| ナナシシリーズ
昨日、無事に就職したことを報告するため、今は亡き親友の墓参りに行って来た。 その小さな墓前には、あいつの好きだった忽忘草の押し花が置かれていた。 『死んだ人…
最後の夜(ナナシシリーズ8)
| ナナシシリーズ
物事には終わりというものが必ずあり、それは突然訪れるものだと知ったのは、15歳の冬の終盤だった。 卒業を目前に控え、慌ただしく日々が過ぎる中、僕の親友は学校…
呻き声
| 怖い話 | 洒落にならない怖い話
俺のツレはいわゆる夜中の警備のバイトをしていて、これはそのツレにまつわる話。 ある日、そいつが言うには、 「何かさ、最近、バイト中に鳴き声がするんだよな」 …
鳴り続ける電話
先日、年末の追い込みで一人残業をしておりました。 残業規制厳しい折、電灯は自分の席のみに限定され、結構広い事務室は私の席を残して後は全部真っ暗の状況。 商店…
無医村
| 心霊体験 | 怖い話 | 洒落にならない怖い話
爺ちゃんは当時、凄い田舎の山村に住んでいて、村にはあまり評判の良くない医者が一軒しかなかった。 ある時、爺ちゃんの知り合いの年配の男性が盲腸になり、仕方なく…