カゴカキ

公開日: ほんのり怖い話

葛飾北斎(フリー浮世絵素材)

昔から続く怪異。

愛知県○○市。その昔、少なくとも200年以上前の話。

岡崎城の城下町は、天下を二分するほど賑わっていたらしく、駕籠を担いで人を運ぶ『カゴカキ』と呼ばれる人たちがよく行き交っていた。

そんな中、カゴカキの中に、妙なカゴカキが出始めたようだ。

中に客を乗せながら籠を背負う、前の者も後ろの者も、そして中の客も一様に右を向いている。

すれ違う町民が何だろうと釣られて見るも、特に変わった様子も無い。

妙なものだと思いつつ、暫くして何となく振り返ると、まだ同じ様子なのだという。

客を乗せた所も下ろした所も判らなければ、そこそこ良い身分であろう客の正体も判らない。

そんなモノを見かける町民が次第に増えて行き、城下町の怪異となって行った。

現在も怪異は続いているらしく、どことも知れない工場の送迎バスらしきバスの運転手が、右を向いたまま走行。

そしてすれ違う瞬間、客席の全員右を向いている工場作業員に驚くと共に、頭の中ではお経がこだまするという。

最近、この近辺でこのような噂を耳にするようになった。

透視

超能力者の苦悩

友人はあるネトゲのギルドに属していたんだが、なかなか人気があり、そこそこの地位を得ていたらしい。 そんな友人はネトゲ内での友人達も多かったのだが、ひと際異彩を放つプレイヤーがいた…

天使(フリー素材)

お告げ

私は全く覚えていないのだが、時々お告げじみた事をするらしい。 最初は学生の頃。 提出するレポートが完成間近の時にワープロがクラッシュ。 残り三日程でもう一度書き上げな…

公衆電話(フリー写真)

鳴り続ける公衆電話

小学生の時、先生が話してくれた不思議な体験。 先生は大学時代、陸上の長距離選手だった。 東北から上京し下宿生活を送っていたのだが、大学のグラウンドと下宿が離れていたため、町…

弟の言葉

弟が一時期変なこというので怖かった。 子供の頃、うちの実家はクーラーが親の寝室にしかなく、普段は自分の部屋で寝ている私も弟も真夏は親の部屋に布団をしいて寝ていた(結構広い部屋で1…

秘密

小学四年生の時の話。 当時、俺は団地に住んでいた。団地と言っても地名が○○団地というだけで、貸家が集合している訳じゃなく、みんな一戸建てに住んでいるような所だった。 既に高…

長袖の下に

小学校の時に転校してきた奴で、少し変わった奴がいた。 家はやや貧乏そうで、親父さんがいないみたいだった。 お袋さんは2、3回見たことがあるけど優しそうで普通に明るい人だった…

湖(フリー素材)

白き龍神様(宮大工13)

俺が中学を卒業し、本格的に修行を始めた頃。 親方の補助として少し離れた山の頂上にある、湖の畔に立つ社の修繕に出かけた。 湖の周りには温泉もあり、俺達は温泉宿に泊まっての仕事…

でちゃいかん!

小学校の低学年の時、風邪ひいて学校を休んでいた時のこと。 インターホンが鳴ったので出ると「警察の者です。お父さんが交通事故にあって助からないかもしれない。すぐに病院に来て欲しいので、出て…

不敬な釣り人の顛末(宮大工11)

とある休日、久しぶりにオオカミ様の社へと参りに出かけた。 途中、酒を買い求めて車を走らせる。 渓流釣りの解禁直後とあって、道には地元・県外ナンバーの四駆が沢山停まっている。…

紅葉(フリー写真)

かわいい人形

昔のことなので曖昧なところも多いけど投稿します。 こんなことを自分で言うのは何なのだが、私は小さい頃、結構可愛かった。 今はどうかというのは、喪女だということでお察しくださ…