赤い世界とマジシャンの老人
| 不思議な体験 | 時空のおっさんシリーズ | 異世界に行った話
僕が小学6年生だったときのことです。 当時、僕は吉祥寺にある塾に通っていました。 自宅は隣の○○区にあり、毎回バスで吉祥寺まで通っていました。 その日も、い…
地下の井戸 ー 消えた若頭
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。 ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。 でも俺が書かなきゃ、あの井戸…
消えた駅と、もうひとつの世界
| 不思議な体験 | 時空のおっさんシリーズ | 異世界に行った話
よく「時空を超えた」とか、「少し違う世界を垣間見た」なんて体験談を目にしますが、実は私にも似たような経験があります。 というより、今なお、その“続き”の中に…
末代までの呪い
| 怖い話 | 洒落にならない怖い話
これは私自身の実体験です。 …と言っても、正確には“まだ終わっていない”話なのですが──とにかく、聞いてください。 ※ 私は現在23歳、介護士として働いてお…
ふたりの母 — 扉の向こうと現実のあわいで
これは、私がまだ小学校に上がる前の、夏の終わりに体験した不思議な話です。 ※ その日、私は母方の祖父母が住む田舎の家で、昼寝をしていました。 何度も訪れてい…
もどれ
| 不思議な体験 | 時空のおっさんシリーズ | 異世界に行った話
それは、まだ母が幼かった頃のことです。 当時、母は家族とともに、ある団地に暮らしていました。 その団地で体験した、今も語り継がれる奇妙な出来事があります。 …
裏S区 ー 憑くモノ、祓う者
| 洒落にならない怖い話 | 田舎にまつわる怖い話
※本作品は実話をもとにしたフィクションです。 九州のある地域の話。 仮だが、S区という地域の山を越えた地域の、裏S区って呼ばれている地域の話。 現在では裏と…
誰もいない都市
| 不思議な体験 | 時空のおっさんシリーズ | 異世界に行った話
それは、私が高校生だった夏の日の出来事です。 大学受験もまだ意識し始めたばかりの頃。 友人と遊んだ帰り、自宅に戻った私は、いつものように自分の部屋でベッドに…
ハカソヤ ― 封じられた祝詞
| 洒落にならない怖い話 | 田舎にまつわる怖い話
これは、私の母の故郷に伝わる、ある特異な風習についての話です。 ごく最近になって知ったのですが、母の実家がある集落には、「ハカソヤ」と呼ばれる、女性だけに伝…
消えた朝
| 不思議な体験 | 時空のおっさんシリーズ | 異世界に行った話
それは、私が8歳の頃に体験した、今も忘れられない出来事です。 我が家は商店街の一角にある魚屋で、年中無休で営業していました。 ある日、目を覚ますと、家の中に…
異界の名を呼ばれた日 ― きょうこさん
「これまで、いろんな霊体験をしてきたって言ってたけど、命の危険を感じるような、洒落にならないくらい怖い体験って、ある?」 ある日、ふとした会話の流れで、以前…
消えた駅『すたか』と提灯の山
それは、ある晩のことだった。 京都駅からJR線に乗り、長岡京へ向かっていた私は、仕事疲れもあってか、ついウトウトと居眠りしてしまった。 気づいたときには、電…
辿静祭の禁を破った村
| 洒落にならない怖い話 | 田舎にまつわる怖い話
俺はある山奥の村で生まれ育った。 人口は百人程度、村に学校は無かったから、町の小中学校まで通って行っていた。 村人のほとんどは中年の大人や高齢の方で、一部の…