8時半の電話
私の会社に毎朝、電話がかかって来る。 それも朝の8時半、ぴったりに鳴る。 入社したてで電話番をしていた頃は律儀に電話に出ていた。 しかし電話に出ても何も言わず、…
続きを読む:8時半の電話私の会社に毎朝、電話がかかって来る。 それも朝の8時半、ぴったりに鳴る。 入社したてで電話番をしていた頃は律儀に電話に出ていた。 しかし電話に出ても何も言わず、…
続きを読む:8時半の電話下関の実家の箪笥は、いちばん下の引き出しだけ、取っ手が片方ありませんでした。真夜中に階段を降りて何かを探していたのが誰だったのか、姉は二十年ものあいだ言い続けて…
続きを読む:いちばん下の引き出しだけ取っ手がない新庄のビジネスホテルで、フロントの人は窓を閉めるようにとだけ言いました。五階の窓の外に、おかめの面が鼻から上だけ出ていたのは、その夜のことです。翌朝ロビーの壁に…
続きを読む:窓の下から見上げてきた面島根の地方紙で投書欄を担当していたころ、山あいの集落から一字一句まったく同じ本文の手紙が、毎回二通ずつ届きました。筆跡はわずかに違い、片方の消印は二十年も前に廃…
続きを読む:二通ずつ届いた手紙父が友人の家に遊びに行くと言うので、私は一緒に付いて行きました。 私は小学二年生でした。父の友人というのはお寺の住職さんでした。 父達が話している間、退屈になっ…
続きを読む:綺麗な飾りの下あれは去年の秋頃だったと思います。 夕暮れ時、近所に買い物に出た私はふと、その日がいつも買っている雑誌の発売日だったことを思い出し、本屋へと足を向けました。 本…
続きを読む:霊感のある女性母の同僚のおじさんが釣りに行った時のこと。 朝早く車で出掛けて行き、朝日が昇るまで車の中で焼酎を飲んで暖まっていた。 いつもは待機用の小屋のような所で過ごすのだ…
続きを読む:バイクの若者半年程前に起きた出来事。 今住んでいるアパートは所謂『出る』という噂のある訳あり物件。 しかし私は自他共に認める0感体質。恐怖より破格の家賃に惹かれ、一年前に入…
続きを読む:おっちゃんの幽霊小学2年生くらいの時から、妙な光の玉を度々見るようになった。 家族にその話をしても嘘つき呼ばわりされるので、今度その光の玉を見た時は証人となる人を連れて来て一緒…
続きを読む:叔母さんのお守り中学生の頃、家が火事に遭いました。 全焼で家を失ってしまったのですが、父の商売の関係でどうしても同じ町内で家を見つけなければなりません。 新居を見つけるまでの間…
続きを読む:柱時計のある家俺がまだ小学低学年の頃に体験した話。 俺の家は当時、夏になると田舎に帰っていたんだよね。 そんな時に必ず泊まる小さな民宿があるんだ。 各部屋の入り口はドアではな…
続きを読む:白無垢の花嫁さん1年程前にコンビニで玩具菓子を買った。 ある人気アニメのロボットの組み立て式のフィギュアが付いたものだ。 敵役のロボットなので髑髏のような頭を持ち、両手でマシン…
続きを読む:玩具のフィギュア静岡・牧之原の茶の集落では、留守番の日に雨が降ると必ず呼び鈴が鳴り、苗字を呼ぶ声だけが聞こえました。二十年後にずぶ濡れのおばさんが姿を見せた理由と、郵便受けに挟…
続きを読む:雨の日だけ挟まる赤い洗濯ばさみミステリーを応援する
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