整理棚の書き込み
帰省中に地元の図書館で蔵書整理のバイトを始めた。閉館後の静かな書棚を整理するうち、何冊もの古い本に同じ筆跡で書かれた名前を見つけた。貸し出し記録にも寄贈記録にも…
帰省中に地元の図書館で蔵書整理のバイトを始めた。閉館後の静かな書棚を整理するうち、何冊もの古い本に同じ筆跡で書かれた名前を見つけた。貸し出し記録にも寄贈記録にも…
残業帰り、いつものコンビニで買い物をして外に出たら、見知らぬ街になっていた。ドアは開かず、車も人もなく、細部がどこかちがう街を歩いた夜の話。…
山間の古い旅館で仲居をしていた私は、ある老婦人から「百年前にあなたと同じ顔の仲居がいた」と告げられた。不思議な体験談。…
祖父の七回忌で帰省し、遺品整理をしていると古い連絡帳が見つかった。亡くなった人の名前に命日が書き込まれていた。そして最後のページには、自分の名前があった。…
深夜の山道で出会う謎の女性。毎週同じ時間に現れ、30分後に消える。複数の運転手が体験した説明のつかない現象。…
閉店後の大型ショッピングモールで清掃パートをしていた私は、ある夜、三階の廊下で見知らぬ店舗と、あるはずのない窓と、白昼の景色を見た。同僚には十五分行方不明だった…
秋田の山奥にある築百年の古民家を解体していた大工が、太い大黒柱の中に封じ込められた異様なものを見つける。地元の老人が語った禁忌の意味とは。…
転勤で引越した先の自治会に参加した私。公民館の一番奥の席に、毎回同じ老婦人が静かに座っていた。誰も彼女のことを話してくれない。その理由に気づいた時、背筋が冷えた…
廃線になった長野の山間部の駅跡を取材した写真家が出会った老人。宿で写真を確認すると、老人の影だけが最初から写り込んでいて、しかもその影の向きが太陽と逆方向だった…
5年ぶりに帰省した翌朝、商店街の外れで見つけた古い銭湯に入った。初めてのはずなのに、番台のおじいさんは「また来たね」と言った。…
残業帰りの終電でうとうとした私が降りたのは、地図に存在しない駅だった。ホームには私以外に三人。全員が同じ方向を向いて立っていた。…
転職先のデスクの引き出しに残っていた一枚の付箋。「次の人へ」と書かれたその下には、五つの項目があった。最初は引き継ぎメモだと思っていたが、項目は次々と現実になっ…
引っ越し先の古い団地で見つけた、十五年前の日付で止まった日めくりカレンダー。何度捨てても壁に戻ってくるそれは、この部屋の時間そのものを支配しているようだった。…
四国の山間の集落で、封印が崩れた八尺様に魅入られた青年の恐怖体験。祖父母と霊媒師の必死の護りの中、一夜を過ごした先に待っていたものとは。…
北関東で測量中に濃霧の中で意識を失った男が目覚めると、そこは天保七年の宿場町だった。江戸時代に9年間取り残された男との出会い、そして帰還後に残された一本の測量杭…
コンビニの深夜バイトで出会った、午前三時にきっちり現れる不思議な常連客。防犯カメラに映らないのに、礼儀だけは完璧だった。…
仕事の疲れで訪れた山間の温泉旅館。女将はチェックインで「お帰りなさいませ」と言い、引き出しには私の好みを記したメモが。翌朝、女将が言った「夜のお散歩が恒例でいら…
終電を逃した深夜の東京。乗ったことのない地下鉄の路線に乗り込んだ。駅名標は見えなかった。乗客は誰もいなかった。異変に気づいた時、電車はすでに走り始めていた。…
新しく引っ越したマンションのエレベーターで起きた、説明のつかない不思議な出来事。…
毎朝の散歩コースに突然現れた小さな祠。中に置かれた紙には、三年前に亡くなった祖母の筆跡に似た「まいにち、みてるよ」という文字が。翌日、祠は跡形もなく消えていた。…
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