柱の中の声
秋田の山奥にある築百年の古民家を解体していた大工が、太い大黒柱の中に封じ込められた異様なものを見つける。地元の老人が語った禁忌の意味とは。…
2ch・5chで語り継がれてきた、洒落にならないほど怖い話——「洒落怖」の世界へようこそ。読み始めたら最後まで目を離せない、本格的なホラー体験談を集めました。
秋田の山奥にある築百年の古民家を解体していた大工が、太い大黒柱の中に封じ込められた異様なものを見つける。地元の老人が語った禁忌の意味とは。…
転勤で引越した先の自治会に参加した私。公民館の一番奥の席に、毎回同じ老婦人が静かに座っていた。誰も彼女のことを話してくれない。その理由に気づいた時、背筋が冷えた…
廃線になった長野の山間部の駅跡を取材した写真家が出会った老人。宿で写真を確認すると、老人の影だけが最初から写り込んでいて、しかもその影の向きが太陽と逆方向だった…
5年ぶりに帰省した翌朝、商店街の外れで見つけた古い銭湯に入った。初めてのはずなのに、番台のおじいさんは「また来たね」と言った。…
残業帰りの終電でうとうとした私が降りたのは、地図に存在しない駅だった。ホームには私以外に三人。全員が同じ方向を向いて立っていた。…
転職先のデスクの引き出しに残っていた一枚の付箋。「次の人へ」と書かれたその下には、五つの項目があった。最初は引き継ぎメモだと思っていたが、項目は次々と現実になっ…
引っ越し先の古い団地で見つけた、十五年前の日付で止まった日めくりカレンダー。何度捨てても壁に戻ってくるそれは、この部屋の時間そのものを支配しているようだった。…
四国の山間の集落で、封印が崩れた八尺様に魅入られた青年の恐怖体験。祖父母と霊媒師の必死の護りの中、一夜を過ごした先に待っていたものとは。…
北関東で測量中に濃霧の中で意識を失った男が目覚めると、そこは天保七年の宿場町だった。江戸時代に9年間取り残された男との出会い、そして帰還後に残された一本の測量杭…
コンビニの深夜バイトで出会った、午前三時にきっちり現れる不思議な常連客。防犯カメラに映らないのに、礼儀だけは完璧だった。…
仕事の疲れで訪れた山間の温泉旅館。女将はチェックインで「お帰りなさいませ」と言い、引き出しには私の好みを記したメモが。翌朝、女将が言った「夜のお散歩が恒例でいら…
終電を逃した深夜の東京。乗ったことのない地下鉄の路線に乗り込んだ。駅名標は見えなかった。乗客は誰もいなかった。異変に気づいた時、電車はすでに走り始めていた。…
新しく引っ越したマンションのエレベーターで起きた、説明のつかない不思議な出来事。…
毎朝の散歩コースに突然現れた小さな祠。中に置かれた紙には、三年前に亡くなった祖母の筆跡に似た「まいにち、みてるよ」という文字が。翌日、祠は跡形もなく消えていた。…
数年前、ふと一つの村のことを思い出した。 一人旅をしたときに立ち寄った、小さな旅館のある山あいの村だ。 豪華さはないが、女将さんの笑顔や素朴な料理など、心のこも…
結婚して四年目のことでした。 会社に、ひときわ可愛い事務の女の子が入ってきました。 もちろん浮気をしようという気持ちはありませんでしたが、心のどこかで彼女のこと…
近所の中華屋でラーメンを食べた時のことだ。 会計をしようとすると、店主が静かに言った。 「今日はお代はいただきません。実は今日で店を畳むんです。あなたが最後のお…
あれは、友人が塾で帰りが遅くなったある晩のことでした。 人通りのほとんどない細い道を、家へと歩いていた時。 道の向こうから、誰かがこちらに向かって歩いてくるのが…
あれは、私が中学生の頃の出来事でした。 夜の塾を終え、星空を見上げながら、のんびりと自転車を漕いで家に帰っていました。 時刻は夜の十時を少し過ぎた頃だったと思い…
十代の頃の話だ。 善悪の分別もつかず、学校にも行かず、仕事もせず、仲間と遊び歩いていた頃のこと。 ある夜、いつものように友人から電話が入り、「今から肝試しに行こ…