パンダのぬいぐるみ
5歳の頃、一番大事にしていたぬいぐるみを捨てられたことがありました。 それはパンダのぬいぐるみで、お腹に電池を入れると足が交互に動いて歩くものです。キャラクター…
続きを読む:パンダのぬいぐるみ5歳の頃、一番大事にしていたぬいぐるみを捨てられたことがありました。 それはパンダのぬいぐるみで、お腹に電池を入れると足が交互に動いて歩くものです。キャラクター…
続きを読む:パンダのぬいぐるみ小樽の坂の途中の細い路地で、背の高い女の人に道を訊かれました。その人が口にしたのは、当時私が住んでいたアパートの住所でした。部屋番号まで合っていたのです。知りま…
続きを読む:いつの小樽にもなかった住所私は2年前まで看護師をしていました。 今は派遣事務の仕事に就いていますが、我ながらよくあの殺人的なシフトをこなしていたなと感心します。17、8時間の拘束は当たり…
続きを読む:誰もいない世界山陰の小さな町、深夜二時の国道沿いのコンビニ。漫画を読む俺の前の道を、白い傘を差した人が三度通り過ぎた。店の傘立てには誰のものでもない白い傘が一本。帰り道、その…
続きを読む:白い傘を差した人が先回りする夜会社の外壁工事に来ていた十七歳年上の作業員は、一度の飲み会で私の携帯から勝手にアドレスを抜いた。会社の前にブーケを持って現れた白いスーツの男は、断ると朝まで三十…
続きを読む:白いスーツの男は番号を変えて来るうちは田舎だから、シーズンになるとよく裏山にキノコ採りに行く。 小学生の頃は、よく採れる場所をじいちゃんに教えてもらいながら二人で行っていたのだが、中学生になる…
続きを読む:マネキンの警告親の実家がある山奥の集落には、山に住む神様を信じる土着信仰があった。大学のレポートでヤマガミ様の存在を否定するつもりだった俺は、七軒の聞き込みと一冊の帳面を手に…
続きを読む:白い苔の顔のヤマガミ様会社でのぬるい話をひとつ。 コンサル部の部長は時々ワープするらしい。 打ち合わせ中に他の場所で目撃されたり、出張中なのにかかってきた電話に出ていたりと、「瞬間移…
続きを読む:ワープする部長俺が小学生だった頃、早朝一番乗りで体育館でシュートの練習をしていたら、いつも体育館のステージの袖に見知らぬハゲのおっさんがいることに気が付いた。 近眼でよく見え…
続きを読む:時代を越えて小学六年生の夏休み直前、肝試しで夜の学校に忍び込んだ四人は、三階のトイレで四つの個室がすべて閉まっているのを目にする。バネで勝手に開くはずの扉、鍵のかかっていな…
続きを読む:夜の学校と三階のトイレ小学5年生の頃、アメリカでワールドカップが開催された。 だからという訳ではないけど、幼馴染のNとよく近所の公園でサッカーをしていた。 ある日、「たまには別の公園…
続きを読む:ナレーションの声私がまだ小さかった頃に体験した話です 好奇心旺盛だった私はよく馬鹿な事をして怪我をし、親に心配をかけるようなそそっかしい子供でした。 その当時、私と家族は10階…
続きを読む:観音開きの蓋俺の嫁が学生の頃の話。 オカルト研究サークルに入っていた嫁の友達K子が、心霊スポットについての噂を仕入れて来た。 東北地方某県の山中に、周囲を注連縄で囲われてい…
続きを読む:途切れさせてはいけないミステリーを応援する
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