四次元ポケットを持つジーンズ
友人と、上野の国立西洋美術館へ展覧会を見に行った。 その企画展の半券を持っていると、常設展も観覧できる仕組みだった。 入場の際にもぎられた半券を、俺はいつものク…
続きを読む:四次元ポケットを持つジーンズ友人と、上野の国立西洋美術館へ展覧会を見に行った。 その企画展の半券を持っていると、常設展も観覧できる仕組みだった。 入場の際にもぎられた半券を、俺はいつものク…
続きを読む:四次元ポケットを持つジーンズ昨夜のことだ。今こうして文章にしていながらも、正直、自分でも信じ切れていない。ただ、当事者である俺がいちばん混乱しているのは確かだ。 ※ 仕事を終えて帰宅すると…
続きを読む:ともだちの声20年以上前の話になるが、どうしても誰かに聞いてほしい出来事がある。 ※ 当時、三畳一間・家賃3万円の古びたアパートに住んでいた友人の部屋へ遊びに行った。 真冬…
続きを読む:三畳一間の“隠し部屋”で見たもの古代イスラエルの王として知られるソロモンは、“悪魔を召喚して意のままに操った”と語られる伝承を残している。 彼が呼び出したとされる悪魔は全部で72体。 そのうち…
続きを読む:27クラブの謎:成功と引き換えの代償登山サークルに所属していた三人の青年が、冬休みを利用してある山に登ることを決めた。 それは彼らにとって憧れの山だったが、経験者からは「まだそのレベルじゃ早い」と…
続きを読む:迎えに来たのは、誰だったのか小学二年生の頃のことだ。 その日、俺は学校の帰り道で、同じクラスのS君と遊んでいた。 特別に仲が良いわけではなかったが、何度か家を行き来したこともある。一緒に宿…
続きを読む:記憶から消えたクラスメート一人暮らしの部屋で眠れない夜が続いていた。部屋を一周した姉が「なるほどね」とだけ言って帰り、数日後に枕元の人形が届いた。その日から私はよく眠れるようになる。けれ…
続きを読む:勘の鋭い姉と枕元の人形小学生の頃、近所にちょっとした有名人がいた。 みんなが「おっさん」と呼んでいたその人は、いつもぶつぶつと独り言を呟きながら、町をあてもなく歩き回っていた。 少し…
続きを読む:触れた手が痛みを消した日ようやく笑い話にできるようになったので、亡くなった妻の話を書いてみようと思う。 妻は交通事故でこの世を去った。 あれは、まるでドラマのような夜だった。 俺が風邪…
続きを読む:台所の背中 ― 亡き妻が作った最後の雑炊以前、霊感の強い女性と交際していたことがある。ある日、彼女に何気なく尋ねた。 「これまでいろんな霊体験をしたって言ってたけど、本当に洒落にならないほど怖かったこ…
続きを読む:Nダムの呼び声 ― 異界へ続く裏道俺が人生で一度だけ体験した、不思議な出来事を話します。 俺の住んでいる場所は、とても田舎です。数年前にローソンが出来たものの、周りは山に囲まれていて、季節になる…
続きを読む:クロが教えてくれた別れの瞬間小学校に上がる前の、夏の終わりの頃のことです。 私は田舎にある母方の祖父母の家で昼寝をしていました。 喉の渇きで目を覚ました時、すぐに違和感を覚えました。何度も…
続きを読む:消えた小鳥と入れ替わった母小学校2年生の頃の話です。 私の家は山に囲まれた田舎にありました。学校からの帰り道は、人通りの少ない細い道を通るのが日課でした。 その日、いつものように下校して…
続きを読む:少年が聞いた地球の使命この話は、私がまだ中学生だった頃のことです。友人の家に泊まりに行った夜、友人の父親が怪談を語り始めました。 「お前たち、幽霊の存在を信じるか? 俺も若い頃に一度…
続きを読む:キャンプ場の怪異 ― 果物を投げた女の霊今から話す出来事は、3年前。僕が高校2年生だった夏のことです。 その頃、僕は近所のコンビニでアルバイトをしていました。店には同い年の女の子と、50代くらいの店長…
続きを読む:人に憑く虫の噂結婚して四年目のことでした。 会社に、ひときわ可愛い事務の女の子が入ってきました。 もちろん浮気をしようという気持ちはありませんでしたが、心のどこかで彼女のこと…
続きを読む:あの子と同じ服私の家は、両親がギャンブル好きだったため、いつも貧しい暮らしをしていました。 学校の給食費も支払いが遅れることが多く、その度に恥ずかしい思いをしたのを覚えていま…
続きを読む:不思議なお菓子の箱近所の中華屋でラーメンを食べた時のことだ。 会計をしようとすると、店主が静かに言った。 「今日はお代はいただきません。実は今日で店を畳むんです。あなたが最後のお…
続きを読む:最後の客と折詰め1979年6月21日午前3時頃。 兵庫県姫路市野里の路上で、一人のタクシー運転手が震える声で110番通報をしました。 「腰まで垂れる長い髪、真っ赤な口が耳元まで…
続きを読む:姫路の口裂け女事件母方の実家は熊本県にあります。その実家に住み続けている母の姉――私にとっておばが、先日遊びに来ていました。 ちょうどテレビでは『ターミネーター2』が放映されてお…
続きを読む:幼馴染からの電話 ― 神を名乗った声ミステリーを応援する
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