親父の微笑み
俺が地元を離れて仕事をしていた時の事。 休みも無い仕事だらけのGW中に、普段は滅多に掛かっては来ない実家からの電話が鳴った。 親父危篤、脳腫瘍。持って数ヶ月。 …
怖いだけじゃない心霊体験もある——亡くなった家族からのメッセージ、不思議な助け、再会のような感覚。心霊ちょっと良い話は、怖さの中に温かさが宿るジャンルです。怖いだけでは終わらない、亡き人の想いが残る話を200話以上収録しています。
俺が地元を離れて仕事をしていた時の事。 休みも無い仕事だらけのGW中に、普段は滅多に掛かっては来ない実家からの電話が鳴った。 親父危篤、脳腫瘍。持って数ヶ月。 …
私は二十歳の頃、石屋でバイトをしていました。 ある日、お墓へ工事に行くと、隣の墓地に自分の母親くらいのおばさんが居ました。 なぜかその人は、私の働く姿を見守るよ…
私の母は私を産む前に二度流産しており、三度目(私)の時も、何度か駄目になりかけていたそうです。 妊娠4ヶ月頃の時も、やはり体調を崩して流産しかけたらしいのですが…
誰が言ったか忘れたが、男が涙を見せて良いのは、財布を落とした時と母親が死んだ時だけだそうだ。 そんな訳で、人前では殆ど泣いたことの無い俺が生涯で一番泣いたのは、…
私の兄は優秀な人間でしたが、引き篭もり癖がありました(引き篭もりという言葉が出来る前のことです)。 生真面目過ぎて世の中の不正が許せなかったり、自分が世界に理解…
母が勤めていた会計事務所では、窓の下の雪だけが毎朝きれいに踏み固められていました。誰がやっているのか、所員の誰も知りません。山へ入ったきり戻らなかったおじいさん…
これはある寝苦しい晩に体験した出来事です。 その日、猛暑と仕事で疲れていた私は、いつもより早目の21時頃に、子供と一緒に就寝することにしました。 疲れていたので…
亡くなった人からの電話というのは本当にあるのかな。 ※ 自分の中学生になる息子が、夏休みに自転車で四国一周をすると言い出した。 それで携帯を持たせて毎日連絡する…
一月の終わり、山守りのハルさんは、山の見廻りを終えて山を下っていた。 左側の谷から、強烈な北風に舞い上がった粉雪が吹き付けてくる。 ちょっとした吹雪のような、『…
長野県Y郡の旅館に泊まった時の話。 スキー場に近い割に静かなその温泉地がすっかり気に入り、僕は一ヶ月以上もそこに泊まったんです。 その時、宿の女将さんから聞いた…
とある心霊系のオフ会に参加した時の話です。 私は霊感がある(手品も上手い)Tさんの車に乗せてもらい、スポットを幾つか回りました。 不思議なのはその人の会話です。…
八月初旬。 夜中に我が家の次男坊(15歳)がリビングでいきなり歌い出し、私も主人も長男(17歳)もびっくりして飛び起きました。 主人が「コラ!夜中だぞ!!」と言…
学生時代、叔父が経営する小さな小料理屋(居酒屋)で手伝いをしていた。 常連客の中に、70代のMさんという真っ白な頭の爺様が居た。 ほぼ毎日、開店時間の16時から…
小さい頃から、寂しかったり悲しかったり困ったりすると、何だか良い香りに包まれるような気がしていた。 場所や季節が違っても、大勢の中に居る時も一人きりで居る時もい…
看護学生の頃、友達と遊びに行った先で交通事故を目撃しました。 勉強中の身ではあったのですが、救急隊員が駆け付けるまでの間、友人の手も借りながら車に撥ねられた女の…
小学5年生の頃、隣のクラスに関西からの転校生S君が来た。 ある日の昼休み、体育館の片隅でS君がクラスの野球部数名から小突かれたりして虐められているのを発見した。…
半年前に誕生日を迎えたんだけど、その夜に不思議な夢を見た。 昔のおじいちゃんの家で正座をしていて、辺りを見渡していたら、ふとおばあちゃんが入って来た。 おばあち…
12年前、近所の社の祭でヒヨコを釣ったんだわ。体が歪んでいて、少し変わった形をしていた。 それでも懸命に俺の後を付いて来る姿がいじらしくて、散々甘やかし、可愛が…
私がまだ小学生の頃、可愛がっていた猫が亡くなりました。真っ白で、毛並みが綺麗な可愛い猫でした。 誰よりも私に懐いていて、何処に行くにも私の足元に絡み付きながら付…
私は23歳で、海女歴2年のあまちゃんです。 泳ぐのが好き、結構儲かる、という理由でこの仕事をしていますが、不思議な体験をした事があります。 ※ 海女になりたての…
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