ヒッチハイク(長編)
今から7年ほど前の話になる。 俺は大学を卒業したものの、就職も決まっていない有様だった。昔から追い詰められないと動かないタイプで、「まぁ何とかなるだろう」とお気…
2ch・5chで語り継がれてきた、洒落にならないほど怖い話——「洒落怖」の世界へようこそ。読み始めたら最後まで目を離せない、本格的なホラー体験談を集めました。
今から7年ほど前の話になる。 俺は大学を卒業したものの、就職も決まっていない有様だった。昔から追い詰められないと動かないタイプで、「まぁ何とかなるだろう」とお気…
俺の経験から言わせてもらう。何かに取り憑かれたりしたら、マジで洒落にならないことになると最初に言っておく。 もう一つ。一度や二度、お祓いをすれば何とかなるってこ…
息子と二人で出かけたキャンプの帰り道、近道に選んだ林道で車が止まった夜の話です。闇から跳ねて近づく白いもの、繰り返される低い声、そして助手席の窓に張りついた顔。…
夢のなかで「これは夢だ」と気づける私が、寂れた百貨店の地下へ際限なく沈むエレベーターに乗ってしまった夜の話です。平坦な女のアナウンス、一人ずつ消されていく乗客、…
母を亡くした幼い子を夜だけ預かっていた私は、ある晩から、誰もいない暗い部屋で笑うその子の声を、聞くようになりました。母はどこから来るのかと問われた幼子が指さした…
怖い話。山でいちばんこわいのは、人だったもの。祖母が語り継いだ「アガリビト」の言い伝えと、人の手の入らぬ深い山で道に迷い、人であることをやめかけた私が見てしまっ…
俺、建築関係の仕事やってんだけれども、先日、岩手県のとある古いお寺を解体することになったんだわ。今は利用者もないお寺ね。 それでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼…
毎晩午前四時、郵便受けに焦げた十円玉が入れられる。おみくじ、髪の毛と、供えものは日ごとに不気味さを増していきました。覗き穴に現れた女の顔と、残された一言を描いた…
98 :名無し:01/08 23:14 気のせいかも知れませんがよろしいですか? 99 :名無し:01/08 23:16 取りあえずどうぞ 100 :名無し:0…
怖い話。十年前に世話になった山あいの民宿を訪ねて車を走らせると、道標は「巨頭オ」という奇妙な文字に変わり、村は廃墟と化していました。巨大な頭を揺らす異形の群れに…
怖い話。古い稲荷神社の尖った鉄柵に、虫から犬や猫、そして子どもたちが毎日かわいがっていた飼いウサギへと突き刺さっていく獲物。淡々とした子らが口にする「ヒサルキ」…
娘の難産に憔悴しきっていた伯母のもとへ、十年も連絡の途絶えていた幼馴染から、突然の電話がかかってきました。今、神様をやってるのよ、と。すがろうとした夜に、伯母は…
夜中に屋上から双眼鏡で街を眺めるのが、私のひそかな趣味でした。ある晩、坂の途中の自動販売機の脇に立っていた、痩せて骨の浮いた白い影。目が合うと、それは満面の笑み…
深夜の帰り道、見慣れた公園の電柱が一本だけ、妙に長く見えました。近づいて気づいたその正体と、向かいの家をいまも覗き続けるものの言い伝えを描いた怖い話です。昼に確…
怖い話。村をひとつ沈めて造られたダム湖。冷たく濁った底に潜った私たちが目にしたのは、稲のように生えた人間と、それを鎌で刈り取る一人の老人でした。差し出された鎌、…
冬山に単独で挑む同僚が、万一に備えて遺言ビデオを撮ってほしいと頼んできました。半年後、本当に彼は山で亡くなります。初七日に再生したその映像が一変する、背筋の凍る…
幽霊より、生きている人間のほうが怖い。九歳で出会った優しい常連客から、夜道の襲撃、そして抑揚のない声で同じ言葉を繰り返した車の男まで。犯罪者とばかり縁のある私の…
怖い話。古い木造アパートで毎晩のように鳴り続ける深夜のチャイム。けれど監視カメラには誰も映らず、声だけが記録されます。意を決してドアを開けた先にいた者たちの正体…
日本海の漁師町へ帰省した夏、兄と僕は引き潮の干潟の彼方に、くねくねと動く白いものを見つけました。双眼鏡で覗いた兄はその夜から変わり果て、祖父は青ざめて駆けてきま…
これは夏休みも間近に迫った大学3年生の頃の話。 大学の友人の樹と覚、そして修(俺)の3人で、海に旅行しようと計画を立てたんだ。 計画段階で、樹が「どうせなら海で…