カテゴリー: ほんのり怖い話

形見分け

俺はとある物のコレクターなのだが、コレクター友達であるAがある時突然、余命宣告を受けるような大病に罹ってしまった。 もう手の施しようがないレベルで、元気に動いて…

黒く塗り潰された家

昔、今とは別の仕事をしていた時の事。 その日はいつも居る支店とは違う支店エリアでの営業で、渡された地図を片手に歩きながら、飛び込み営業の仕事だった。 目的のエリ…

除霊するオッサン

一年ほど前に起きたこと。 俺の学校は全寮制なんだけどさ、寮の一番端の部屋でよく幽霊騒ぎがあったんだよね。 俺は反対側の端っこの部屋だから、そこの部屋に行く機会は…

墓地に居た女性

霊感ゼロのはずの嫁が、5歳の頃に体験した話。 嫁の実家の墓はえらい沢山ある上に、あまり区画整理がされておらず、古い墓が寺の本堂側や林の中などにもある。 今は多少…

お見舞い

俺は中学と高校の時、寮に入っていた。その時の出来事。 その寮では夜に自習時間というのがあり、自習は自習棟という、宿泊棟とは別の建物で行われていた。 ある日、Tと…

二つの人影

友人に山岳部のやつが居る。そいつが何処だか忘れたが、結構有名な日本の山に部員と登った時の話。 ちょうど山の中腹まで登った頃に濃霧が立ち込めて来て、他のメンバーと…

灯籠と火の玉

じいちゃんから聞いた話。 真夏の夕方、お使いの帰り道。お寺の片隅に人だかりが出来ているのを見つけた。 気になったじいちゃんは、人だかりが出来ている場所に行った。…

トシ子ちゃん

春というのは、若い人達にとっては希望に満ちた、新しい生命の息吹を感じる季節だろう。 しかし私くらいの年になると、何かざわざわと落ち着かない、それでいて妙に静かな…

浮遊する金魚

小学2年生くらいまで、空中を漂う金色の金魚みたいなものが見えていた。 基本的には姉ちゃんの周りをふわふわしているのだけど、飼っていた犬の頭でくつろいだり、俺のお…

幽霊を持って帰る

私の叔母が、大型ショッピングモールで清掃のパートをしていた時の話。 オープン当時から一年ほど経ってはいたものの、建物も設備もまだまだ綺麗で、田舎の割に繁盛してい…