田舎の怖い話 23選
村に残る掟、名を持つもの、山の側の理屈。逃げ場のない土地でだけ起こる田舎の怖い話を、The Mystery の記事から二十三本選びました。六つの入口に分けて、核…
村に残る掟、名を持つもの、山の側の理屈。逃げ場のない土地でだけ起こる田舎の怖い話を、The Mystery の記事から二十三本選びました。六つの入口に分けて、核…
山の送電線を巡視していた頃の、忘れられない怖い話。無風なのに低く鳴る索道のワイヤー、下草に残る一列の跡、そして梢に腕だけで懸かるもの。姿を消した先輩が谷に残した…
これは録音の仕事で出会った怖い話。昭和六十三年の夏、廃鉱の飯場跡で、深夜番組のために一晩ぶんの無音を録ることになった。地下へ降りる階段は十三段。だが朝、上がって…
昭和の終わり、測量助手の私は山を案内する老人に従い、忘れられた墓を拾い歩いていた。だが帰りの風の無い窪地で、宙にぶら下がる人型のものと、土の下から湧く得体の知れ…
昭和の銅山で運搬夫をしていた老人が、生涯ただ一度だけ立ち会った夜の出来事を書き残した怖い話・体験談です。鉱脈が痩せた年、親方衆だけが新月の晩に旧陸軍の坑道へ向か…
昭和の冬、地図にも載らない雪深い湯治宿で、巡回映写技師の私が過ごしたひと冬の怖い話。夜ごと近づく鈴の音、ひとりずつ欠けていく客、触れてはならない宿帳と十三号湯。…
祖母が生前、決して近づくなと言い続けた裏山の祠。遺品整理で初めて足を踏み入れた先にあったもの…
岐阜・飛騨の林道終点にある河原のキャンプ場では、どの区画も焚き火台を二つ出し、片方はいつも空のままでした。邪魔だったので一つ片づけた晩、火の向こう側に座ったもの…
若い頃の祖父は、輸入物のバイクで夜の山へ入り、背丈が杉より高い『なにか』に出会った。血の匂いと訛りの中で交わされた、馬と菓子の取引。祖父の倉に残るバイクが語る、…
九州の山奥に棲むヤマノタミを、十歳の曽祖父は禁を破って見てしまう。落ち葉の下から響く声と、毎日届けられる握り飯の意味。曽祖父から父へ、そして私へと受け継がれた、…
親の実家がある山奥の集落には、山に住む神様を信じる土着信仰があった。大学のレポートでヤマガミ様の存在を否定するつもりだった俺は、七軒の聞き込みと一冊の帳面を手に…
岐阜と福井の県境にあった杉洞という集落には、境に触れてはならないという決まりが残っていました。大正十五年の山廻り日誌の、その年の頁だけが鉛筆で書かれていた理由と…
県境の低い山にあるという工事中の寺を、後輩と二人で探しに行きました。霧の参道で墨染めの行列に出会い、袖から腕が覗いた瞬間、そのうちの一体が参道の先へ声を張り上げ…
息子と二人で出かけたキャンプの帰り道、近道に選んだ林道でエンジンが止まった夜の話です。闇から跳ねて近づく白いもの、土地でヤマノケと呼ばれる山の怪異、そして息子の…
怖い話。山でいちばんこわいのは、人だったもの。祖母が語り継いだ「アガリビト」の言い伝えと、人の手の入らぬ深い山で道に迷い、人であることをやめかけた私が見てしまっ…
怖い話。十年前に世話になった山あいの民宿を訪ねて車を走らせると、道標は「巨頭オ」という奇妙な文字に変わり、村は廃墟と化していました。巨大な頭を揺らす異形の群れに…
子どもの頃、炭焼きだった祖父と山へきのこを採りに入った夏。帰り道は正しいのに同じ景色を繰り返し、谷川の音も消え、いつまでも家に着かない。慌てぬ祖父が一本の煙草に…
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