掌を当てる儀式
| ほんのり怖い話 | 不思議な体験 | 田舎にまつわる怖い話
この間、ずっと忘れていた事を思い出しました。 前後関係は全く判らないのですけど、子供の頃に住んでいた小さな町での記憶です。 他の五人くらいの子供と、どこかの…
色彩の失われた世界
| ほんのり怖い話 | 不思議な体験 | 田舎にまつわる怖い話
俺がまだ子供の頃、家の近所には深い森があった。 森の入り口付近は畑と墓場が点在する場所で、畦道の脇にはクヌギやクリの木に混ざって、卒塔婆や苔むした無縁仏が乱…
埋めたはずなのにな…
| 不思議な体験 | 死ぬ程洒落にならない怖い話
ラジオで聞いた、カメラマンの方が体験した話。 ※ ある雪山へ助手と撮影に行った。雑誌の仕事だった。 撮影何日か目に助手が怪我をした。 まだ予定枚数が撮れてい…
屋上にはナナシが居た(ナナシシリーズ9)
| ナナシシリーズ
昨日、無事に就職したことを報告するため、今は亡き親友の墓参りに行って来た。 その小さな墓前には、あいつの好きだった忽忘草の押し花が置かれていた。 『死んだ人…
最後の夜(ナナシシリーズ8)
| ナナシシリーズ
物事には終わりというものが必ずあり、それは突然訪れるものだと知ったのは、15歳の冬の終盤だった。 卒業を目前に控え、慌ただしく日々が過ぎる中、僕の親友は学校…