夜の古井戸と水を汲む音
夜の古井戸から、誰かが釣瓶で水を汲む音が響く。ダムに沈んだ村跡に建つ道の駅で深夜清掃をする七十代の私が、固く蓋をされた井戸の底に見たのは、嫁いだ頃の若い自分の姿…
予知夢、テレパシー、霊的な感知——科学では説明できない超常現象の体験談を集めました。実際に起きたかのように語られる不思議な話の世界へ。
夜の古井戸から、誰かが釣瓶で水を汲む音が響く。ダムに沈んだ村跡に建つ道の駅で深夜清掃をする七十代の私が、固く蓋をされた井戸の底に見たのは、嫁いだ頃の若い自分の姿…
神保町の裏通りで古書店を営む七十代の女性店主のもとに、亡き旧友の遺品が届いた。革表紙のアルバムを開くと、立っているはずの自分の位置に、見知らぬ少女が立っていた。…
梅雨入り前の北陸へ一人旅に出た若い看護師が、霧に包まれた古道で出会った、もう何十年も前に火事で焼け落ちたはずの茶店と着物姿の老婆。一夜のタイムスリップとも思える…
能登の小さな漁港で出会った時空のおっさんと、後日漁協で見つけた古い写真にまつわる不思議な話。真夏の早朝に起きた、説明のつかない実話体験談。…
高知県の峠で長距離ドライバーが体験した不思議な出来事。使われていない公衆電話が鳴り出し、声が告げた「三十分後」が現実になった実話体験談。タイムスリップのような時…
杉並区の古いアパートに引越した私は、押入れの奥に隠れた引き戸を見つけた。開けると昭和40年代の商店街が広がっていた。昭和42年の新聞の日付、駄菓子屋のおばさんの…
解体予定の古い吊り橋を取材した日のこと。同行のカメラマンが車に戻ってから様子がおかしくなり、彼は私に足元を見てくれと言った。…
県北の閉じた商店街で、唯一灯りが点いていた古い時計店。すべての振り子が同じ時刻で止まっていた。仕事を終えて知らされた事実は、その店は十年前にもう存在しないという…
母の入院見舞いで帰省した北陸の町。シャッター街になった商店街の奥に、子供の頃に通った手芸店の灯りがまだ残っていた。そこにいたのは、五年前に亡くなったはずのおばあ…
卒業旅行中に山中の霧で道に迷い、夏祭りの集落に迷い込んだ。誰も汗をかかず、全員が同じ笑顔。気がつくと十二日間の記憶が丸ごと消えていた。…
離島の調査で訪れた禁足地の入り江。島民が「ウミナリ」と呼ぶその場所で、研究者は二時間半の記憶を失う。手に残った青い痣と、百キロ先でも聞こえる海鳴りの音。…
ある日から音が三秒だけ早く聞こえるようになった塾講師。電話、チャイム、やがて人の声まで。ずれは日に日に広がり、やがて聞こえてはいけないものまで届き始める。…
3年前、私はグアムへダイビングに行った。 現地で名古屋から来ていたベテランのダイバーと知り合いになり、ある不思議な体験談を聞くことになった。 それは彼が1990…
2001年12月23日、午前0時を過ぎた頃のことです。グリーンランドのトゥーレ空軍基地にある管制本部は、突如として一機の未確認飛行物体が接近していることに気付き…
3年前、グアムでダイビングをしていた際に、名古屋から来たダイバーから不可解な話を聞いた。 この話は、1990年4月にそのダイバーがインドネシアの小さな漁村で体験…
その山村には、奇妙な言い伝えがあった。 寛政年間(18世紀終盤)のある年、雲一つ無いよく晴れ渡った空から、にわかに雨が降った。 おかしな事もあるものだと村人が空…
俺にはデジャヴのような体験がよくある。デジャヴではなく予知夢なんだけどね。 でも中途半端な能力で使えない。いつ起こる出来事か判らないし、過去の夢の時もある。ただ…
小学生の頃だったか。 梅雨の時期のある日、親友の友人という微妙な関係の子の家に遊びに行った。その親友と一緒に。 そこで三人でゲームなどをして遊んでいたら、あっと…
小学5年生の夏、集団旅行に行った帰りの事。 貸し切りの電車の中、友人と缶ジュースを飲みながら雑談していた。 私はスポーツ飲料を飲み干し、その缶を窓辺に置いて網棚…
高校時代に妙な体験をした。あまりに妙な出来事なので、これまで一度も周りから信じてもらったことがない。 ※ 高校2年生の秋。 私の通う高校は文化祭などには全く無関…