曰く付きマンション

会社までの徒歩通勤時に、取り壊し予定の無人マンションの近くを通る。 そこは飛び降り自殺が多く、自殺者の霊の目撃情報も多い曰く付きマンション。 周りに街灯も少…

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辰眼童(シマナオ)さま

もう8年前になるかな…。 当時はまだ高校生で、夏休みの時期でした。 6年ぶりに遠くに住んでる祖父母に会うと父が言いました。 俺は夏休みもそろそろ終わりで、遊…

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不気味な唄

小学生の頃の話なんだけど、友達の家に隠し部屋があった。 入った事は無かったんだけど、明らかにそこだけ壁が違った。 壁を叩くと中から唸り声が聞こえたりして怖か…

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消えた同級生

小学2年生の時の話。 俺はその日、学校帰りに同じクラスのS君と遊んでいた。 そのS君とは特別仲が良い訳ではなかったけど、何回かは彼の家にも遊びに行ったし、俺…

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負(神父の子5)

ある日のこと。 教会に来る信者さんで、ホームヘルパーの仕事をしている田中さん(男性・仮名)に「一緒に行って欲しい家がある」と頼まれた。 老人の一人暮らしなの…

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自己暗示(神父の子4)

ある日のこと。 教会に面識の無い中学生からの電話があったらしい。 どうやら複数人のグループで電話を掛けてきたらしく、電話を受けた親父も内容の把握に困惑してい…

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子猫の里親(神父の子3)

ある日のこと。 「拾った子猫を飼ってもらえないか?」 と小学生くらいの女の子とその母親が来た。 商売柄と言って良いのか分からないが、教会にはこの手の相談がよ…

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達人

これは父から聞いた話です。 父が子供の頃は、学校から帰ると直ぐさま川にサワガニ捕りに出掛けていたそうです。 その日も一人で川へサワガニ捕りに出かけました。季…

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死者の集合体(神父の子2)

ある日のこと。 親父が早朝から神様に祈っていた。これは決まって昨日の夜に怖いことがあった時のお決まりのパターン。 幽霊が見える人は「慣れる」とか「普通に見え…

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親は恨んだりしない(神父の子1)

親父が死んでから今日でちょうど一年が経った。キリシタンだから一周忌などはない。 親父はキリスト教の神父だったが、幽霊の存在も認めていた。 同じ体質の俺も、キ…

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優しい声

これは俺が中学生の時の体験です。 恐怖感はあまり無く、今でも思い出すと不思議な気持ちになります。 ※ 中学二年の二学期に急性盲腸炎で緊急入院しました。定期テ…

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ばあちゃんの人形

母から聞いた本当にあった話。肉親の話だから嘘ではないと思う。 母の昔の記憶だから、多少曖昧なところはあるかもしれないけど。 ※ 母がまだ子供の頃、遊んで家に…

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かえるのうた

ある年末の事です。会社の先輩からこんな誘いを受けました。 「年末年始は実家に帰るんだけど、良かったらうちで一緒に年越ししない? おもしろい行事があるのよ。一…

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