カテゴリー: 怖い話

夜中に一人で読んではいけない、と分かっていても止まらない。背筋がぞっとする怖い話・ホラー短編をまとめました。実話風の体験談から本格的な怪談まで、幅広い怖い話を揃えています。

おかめの面

出張で東北の方へ行った。 仕事の作業が完了した時には、帰りの新幹線に間に合わない時間になっていた。 宿泊費は自腹になるので、安いビジネスホテルを探してチェックイ…

孤独

中島らも氏のエッセイで読んだ話。 新聞の投書欄に送られて来た独居老人の手紙です。 『定年で会社を辞めてから随分経つが、ここのところ出先から帰ると居間に自分が居る…

お礼参り

家の近所にお墓がある。そこに一人で住んでいるおばあさんが体験した話。 ある夜、そのおばあさんは布団に入って眠っていたが、人の気配を感じて起きたらしい。 だがそん…

赤い鞠

これは私が小学生の頃の話です。 家の近所に一軒の空き家がありました。 その家は昔旅館を経営していた様子で、山奥の長い一本道を上って行くと突然現れるその家は、小学…

隠しごと

人混みに紛れて妙なものが見えることに気付いたのは、去年の暮れからだ。 顔を両手で覆っている人間である。ちょうど赤ん坊をあやす時の格好だ。 駅の雑踏のように絶えず…

櫛のなくなる部屋

私が以前住んでいた部屋の話。 私は就職を機に、会社近くのアパートに引っ越した。 立地は良いけどかなり古いアパートで、家賃が安かったのが決めた理由だ。 出社一日目…

陰から覗く女の子

後輩に聞いた話。後輩は四人兄弟で、体験したのは一番上の兄貴。 その兄貴が小学校低学年の時の話です。 その日、兄貴は友達数人と近くのグランドで野球をして遊んでいた…

狐が迎えに来る

『一夜物語』という携帯ゲームを知っていますか? そのゲームのオープニングで狐の話が出るのです。 あの話を制作者が知っているかどうかは別にして、実は非常によく似た…

曰くのある場所

得意先が移転し、お祝いを兼ねて訪れた。 そこは1階が店舗で2階が事務所。 取り敢えず事務所で話を聞くからと、店舗の奥の給湯室から伸びる階段で2階に上がる。 しか…

小人の石

小学生の頃、俺の家族は青森の海沿いの田舎に住んでいた。 俺は幼い頃からよく浜で遊んでいたのだが、年末の1週間は夕方に浜で遊ぶのは禁止されていた。 だが小学3年生…

文中でのやり取り

数年前、古本屋で体験した話。 本を売りたいという友人に付き合って大きな古本屋へ行った。 神保町などにある古書店ではなく、漫画や写真集などがとにかく沢山置いている…

火葬

私の知人の実家では少し前まで、山頂の小さな野原で火葬を行っていた。 山奥の集落ゆえ、死人が出ると村内で埋葬するしかなかったのだ。 火葬をする夜は、村の家々は固く…

足の取れた人形

幼稚園児の頃、友達がいたんだ。年少組の時に同じクラスで仲良くなって、家が近かったので年長組に移ってクラスが分かれてからも家を行き来していた。 ある時、その子が私…

お婆さんと地蔵堂

茨城県の常磐自動車道の、とあるインターチェンジを降りてすぐの工業団地にあった工場での話。 その工場は夜勤者の交代が夜中の2時で行われていて、2時で交代して帰る途…

余るプリント

この間久しぶりに会った、20年来の幼馴染から聞いた話。 幼馴染(A男)は、ある女子高で英語の教師を勤めていた。 Aはいつも英語を教えるクラスの生徒に配るプリント…

地下鉄工事

俺の勤める会社が地下鉄工事を請け負った。 工事が始まってすぐに、出て来る出て来る、もう人骨だらけ。 ニュースにもなって、工事は一時中断して調査が始まったのだけど…

山口さん

以前住んでいたアパートで体験した話。 土曜日の夕暮れ時に居間でまったりしていると、不意にインターフォンのチャイムが鳴ったので受話器を取る。 俺「はい」 訪問者『…

出前のバイト

大学生の頃に体験した話。 俺は下宿近くにある定食屋で出前のアルバイトをしていた。 本業の片手間の出前サービスという感じで、電話応対や梱包、配達まで調理以外のをほ…

海から聞こえる声

漁師をしていた爺さんから聞いた話。 爺さんが若い頃、夜遅く浜辺近くを歩いていると、海の方から何人かの子供の声が聞こえてきた。 『こんな夜遅くに、一体何だ?』と思…

今度は落とさないでね

ある若いカップルに子供が出来てしまい、堕ろそうか悩んだ挙げ句、産むことにした。 しかしまだ若い二人には育てることが出来ず、相談した結果、その子を殺すことにした。…