存在しない廃墟

公開日: 不思議な体験

ruins

小学校低学年の頃に都内某区に住んでたんだけど、近所に有名な廃墟があった。

ある日友人達数人と一緒にそこへ探検に行こうという話になって学校の帰りに行ってみた。

でも、いざ到着するとみんな異様な雰囲気に圧倒されてしまい「どうする?」と躊躇していたら、「フーッ」という大きな溜め息のような女の声が聞こえてきて、全員パニックになって逃げ出した。

その後私は父の転勤で引っ越してしまい、その廃墟に行く事は2度となかった。

そして数年前になぜかその廃墟の事を思い出して両親や姉に話してみたら、そんな廃墟はなかったと言う。

「そんなはずはない、近所では有名な廃墟で私は友達と探検に行った」

と言っても、

「あそこは元々空き地だったよ。他の場所と勘違いしてるんじゃないの」

と言われるばかり。

まさかと思って両親や姉に何度も場所を確かめたが、やはり間違っていなかった。

両親や姉が私を担いでいるとも思えず、怖くはないが不思議だった。

25年くらい前の事なので一緒に行った友人達が誰だったか私も覚えておらず、また当時の友人達とは完全に縁が切れており連絡先も一切分からないため、真相を確かめる事ができない。

不思議な手紙と異常な部屋

去年の暮れ、会社に一通の手紙が届いた。 編集プロダクションに勤めている俺への、名指しの手紙だった。 中を読むと自分のエッセイを読んで添削して欲しい事、そして執筆指導をして欲…

満月(フリー写真)

姉の夢遊病

大叔母はその昔、夢遊病だったらしい。 もしくは狐憑きなのかも知れないが、取り敢えず夢遊病ということにして話を進める。 目が覚めると何故か川原に立っていたり、山の中にいたりと…

インターホン

俺が5才の頃の出来事。 実家が田舎で鍵をかける習慣がないので、玄関に入って「○○さーん!」と呼ぶのが来客の常識なんだが、インターホン鳴らしまくって「どうぞー」って言っても入ってこ…

小綺麗な老紳士

駅構内の喫煙スペースで私はタバコを吸っていました。 喫煙スペースと言っても田舎の駅なので、ホームの端っこにぽつんと灰皿が設置してあるだけの簡易的なものでした。 すると小綺麗…

電話機

8時半の電話

私の会社に毎朝、電話がかかって来る。 それも朝の8時半、ぴったりに鳴る。 入社したてで電話番をしていた頃は律儀に電話に出ていた。 しかし電話に出ても何も言わず、暫く…

兄弟(フリー写真)

兄が進む道

私の兄は優秀な人間でしたが、引き篭もり癖がありました(引き篭もりという言葉が出来る前のことです)。 生真面目過ぎて世の中の不正が許せなかったり、自分が世界に理解してもらえないこと…

丹沢湖の女

去年の夏に職場の仲間4人と丹沢湖へ行った。 車で行き、貸しキャンプ場をベースにして釣りとハイク程度の山歩きが目的。 奇妙な体験をしたのは3泊4日の3日目だったはず。 …

鬼が舞う神社

叔父の話を一つ語らせてもらいます。 幼少の頃の叔父は、手のつけられない程の悪餓鬼だったそうです。 疎開先の田舎でも、畑の作物は盗み食いする、馬に乗ろうとして逃がすなど、子供…

雪山(フリー写真)

埋めたはずなのにな…

ラジオで聞いた、カメラマンの方が体験した話。 ※ ある雪山へ助手と撮影に行った。雑誌の仕事だった。 撮影何日か目に助手が怪我をした。 まだ予定枚数が撮れていないので、雪…

プラットフォーム(フリー素材)

プラットフォームの死神

小学生の時の事なので思い違いかもしれないけど、謎だった体験。 家族と出掛けた帰り、確か夜の21時頃に、駅のホームで電車を待っていた。 ホームには他にも少数の人が居て、少し離…