自己暗示(神父の子4)
| 神父の子シリーズ
ある日のこと。 教会に面識の無い中学生からの電話があったらしい。 どうやら複数人のグループで電話を掛けてきたらしく、電話を受けた親父も内容の把握に困惑してい…
子猫の里親(神父の子3)
| 神父の子シリーズ
ある日のこと。 「拾った子猫を飼ってもらえないか?」 と小学生くらいの女の子とその母親が来た。 商売柄と言って良いのか分からないが、教会にはこの手の相談がよ…
達人
これは父から聞いた話です。 父が子供の頃は、学校から帰ると直ぐさま川にサワガニ捕りに出掛けていたそうです。 その日も一人で川へサワガニ捕りに出かけました。季…
死者の集合体(神父の子2)
| 神父の子シリーズ
ある日のこと。 親父が早朝から神様に祈っていた。これは決まって昨日の夜に怖いことがあった時のお決まりのパターン。 幽霊が見える人は「慣れる」とか「普通に見え…
親は恨んだりしない(神父の子1)
| 神父の子シリーズ
親父が死んでから今日でちょうど一年が経った。キリシタンだから一周忌などはない。 親父はキリスト教の神父だったが、幽霊の存在も認めていた。 同じ体質の俺も、キ…
ばあちゃんの人形
母から聞いた本当にあった話。肉親の話だから嘘ではないと思う。 母の昔の記憶だから、多少曖昧なところはあるかもしれないけど。 ※ 母がまだ子供の頃、遊んで家に…
かえるのうた
| 死ぬ程洒落にならない怖い話 | 田舎にまつわる怖い話 | 長編
ある年末の事です。会社の先輩からこんな誘いを受けました。 「年末年始は実家に帰るんだけど、良かったらうちで一緒に年越ししない? おもしろい行事があるのよ。一…
狐の加護を受ける家系
自分の家には、呪いと言うよりは加護みたいなものがあるらしい。 その内容は、何故か取引相手や仕事仲間が事故に遭わなくなったり、病気が治ったり出世したり、良縁に…
サヨちゃん
| 不思議な体験 | 死ぬ程洒落にならない怖い話
俺は小学校に入るまで広島の田舎の方に住んでいた。 その時に知り合った『サヨちゃん』の話をしよう。 ※ 俺の母方の実家は見渡す限り畑ばかりのド田舎で、幼稚園も…