三宅木遣り太鼓

八月初旬。 夜中に我が家の次男坊(15歳)がリビングでいきなり歌い出し、私も主人も長男(17歳)もびっくりして飛び起きました。 主人が「コラ!夜中だぞ!!」…

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記憶を追って来る女(従姉妹シリーズ7)

| 従姉妹シリーズ

語り部というのは得難い才能だと思う。彼らが話し始めると、それまで見て来た世界が別の物になる。 例えば、俺などが同じように話しても、語り部のように人々を怖がら…

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付喪神(従姉妹シリーズ6)

| 従姉妹シリーズ

電話やテレビ、ラジオなど、所謂メディアにまつわる怪談は多い。その殆どが、どこかに繋がってしまうという内容だ。 便利さの反面、直接的ではない伝達に人間は恐怖心…

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何も無い空間

俺が建設業の見習いをしていた2、3年前の体験です。 その年の夏は滅茶苦茶暑くて、その日は特に忙しかった。現場は既設ビル内。 何とか定時までに終わらせなければ…

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NO BADY

二ヶ月ほど前に体験した話です。 もしかしたら夢だったのかもしれませんが聞いて下さい。 ※ 朝、起きたのが10時だった。 『もう、10時か…』 大学は9時半か…

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ループする道

20年近く前の話になります。当時、私は小学4年生でした。 近所の公園にとても変わったすり鉢状の滑り台があり、小学生には大人気でした。 学校が終わってすぐに行…

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時空のお姉さん

12月の中旬頃に、恐らく『時空のおっさん』に関連すると思われる体験をしたので投稿します。 創作ではなく、確かに体験した実話です。 ※ 私はコスプレイヤーで、…

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ビジネスホテルでの心霊体験

学生の頃、都内の某ビジネスホテルで警備のアルバイトをしていた。 従業員が仮眠を取る深夜0時から朝の5時まで、簡単なフロント業務と見回り。 あと門限過ぎに戻っ…

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常連客

学生時代、叔父が経営する小さな小料理屋(居酒屋)で手伝いをしていた。 常連客の中に、70代のMさんという真っ白な頭の爺様が居た。 ほぼ毎日、開店時間の16時…

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初めまして

| 不思議な体験

うちの母方の婆ちゃんの話。 母方の爺ちゃんと婆ちゃんはアメリカ人で、うちの父は日本人、母はアメリカ人。 出張でアメリカに来ていた父と母は恋に落ちた。 交際は…

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祖母の加護

小さい頃から、寂しかったり悲しかったり困ったりすると、何だか良い香りに包まれるような気がしていた。 場所や季節が違っても、大勢の中に居る時も一人きりで居る時…

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霊の行く場所(従姉妹シリーズ5)

| 従姉妹シリーズ

前回の件があった六年後、一家揃って隣の県に引越しました。 当時の私は社会人一年目であり、まだまだ学生気分が抜けておらず、その日は新入社員四人で心霊スポットへ…

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夢で見た光景

数ヶ月前の出来事で、あまりにも怖かったので親しい友達にしか話していない話。 ある明け方に、同じ夢を二度見たんです。 街で『知り合いかな?』と思う人を見かけて…

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