ほんのり怖い話

8時半の電話

私の会社に毎朝、電話がかかって来る。 それも朝の8時半、ぴったりに鳴る。 入社したてで電話番をしていた頃は律儀に電話に出ていた。 しかし電話に出ても何も言わ…

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赤い服の女の子

以前に書き込みした者ですが、もう一つ、二十年程前の話をします。 私はオカルト掲示板でもお馴染みの、例の生き人形の生放送を見ました。 スタジオがパニックになっ…

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おかめの面

出張で東北の方へ行った。 仕事の作業が完了した時には、帰りの新幹線に間に合わない時間になっていた。 宿泊費は自腹になるので、安いビジネスホテルを探してチェッ…

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山に棲む蛇

20年前、山を切り開いた地に出来た新興住宅地に引っ越した。 その住宅地に引っ越して来たのは私の家が一番最初で、周りにはまだ家は一軒もなく、夜は道路の街灯だけ…

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孤独

中島らも氏のエッセイで読んだ話。 新聞の投書欄に送られて来た独居老人の手紙です。 『定年で会社を辞めてから随分経つが、ここのところ出先から帰ると居間に自分が…

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綺麗な飾りの下

父が友人の家に遊びに行くと言うので、私は一緒に付いて行きました。 私は小学二年生でした。父の友人というのはお寺の住職さんでした。 父達が話している間、退屈に…

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霊感のある女性

あれは去年の秋頃だったと思います。 夕暮れ時、近所に買い物に出た私はふと、その日がいつも買っている雑誌の発売日だったことを思い出し、本屋へと足を向けました。…

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バイクの若者

母の同僚のおじさんが釣りに行った時のこと。 朝早く車で出掛けて行き、朝日が昇るまで車の中で焼酎を飲んで暖まっていた。 いつもは待機用の小屋のような所で過ごす…

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ハセベさん

小学1年生の時に病気で入院し、夜中に病棟で毎晩のように泣いていた。 泣き始めるとすぐに看護婦さんが来てくれて、寝つくまで一緒に居てくれた。 ハセベさんという…

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T先輩

| ほんのり怖い話

高校時代、先輩と8ミリ映画をよく作っていた。 僕以外はみんな一つ先輩の仲間だったが、映画の事以外でもよく一緒に遊んでいた。 ※ みんなで撮影したフィルムが現…

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『Y』

| ほんのり怖い話

ある日、私の一人暮らしのアパートの郵便受けに『Y』という名前が汚く鉛筆で書かれていた。 私の苗字のイニシャルは『Y』ではない。 不思議に思ったが、いちいち私…

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また会いましたね

| ほんのり怖い話

以前、アメリカに住んでいた私の友人が体験した話です。 彼女は数年間、アメリカの企業で働いていたのですが、その会社はかなり大きなオフィス街のビルに入っていまし…

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バックミラーの男

私の妹が体験した話を書かせていただきます。 以前、海へキャンプへ行った時のことです。 そこは自然のビーチで、近くには御手洗い等がなく、御手洗いに行きたい時は…

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