ねろてばさん
山陰の谷にひっそりと残る十七戸の集落に、奇妙な子守唄が伝わっていました。目ん玉でんぐりがえして寝ろ、と歌うその意味を、私は裏山が薄い緑に光る夜に思い知ります。ね…
夜中に一人で読んではいけない、と分かっていても止まらない。背筋がぞっとする怖い話・ホラー短編をまとめました。実話風の体験談から本格的な怪談まで、幅広い怖い話を揃えています。約500話を収録。1話数分で読める実話風の短編が中心なので、まとめ読みにもどうぞ。
山陰の谷にひっそりと残る十七戸の集落に、奇妙な子守唄が伝わっていました。目ん玉でんぐりがえして寝ろ、と歌うその意味を、私は裏山が薄い緑に光る夜に思い知ります。ね…
鏡に映った自分の目を見つめ、「お前は誰だ」と問いかける。ただそれだけのまじないに、悪友の修二はのめり込んでいった。やがて電話越しに聞こえたのは、聞き覚えのない平…
火山の噴火で地中に沈んだ村の跡で、井戸を掘っていた私の祖先が、古い屋根の下から響く音を聞いた話です。三十三年ぶりに掘り出された二人の生き残り、記録と合わない人数…
怖い話。山でいちばんこわいのは、人だったもの。祖母が語り継いだ「アガリビト」の言い伝えと、人の手の入らぬ深い山で道に迷い、人であることをやめかけた私が見てしまっ…
瀬戸内の窯業の町で、大きなため池が埋め立てられ、広い更地になりました。ため池の跡は絶好の遊び場でしたが、地元の子は誰も真ん中へは行きません。真ん中まで走っていく…
秋に転校してきた、色の白い少女ゆかり。亡き母の形見のお守りを、いつも大切に胸につけていました。乱暴な同級生が、無理にそれを開いてしまったとき、手紙に記されていた…
絵本『ウォーリーをさがせ』にまつわる怖い都市伝説を、古本屋で出会った一冊の奇妙な本とともに辿ります。全ページに引かれた迷いのない赤鉛筆の丸、最後の見開きにだけ無…
夕暮れの古い鳥居の奥に灯る光をめぐる、不思議な話の実話怪談です。手招きするように灯った淡い光。近づくほど濃くなる靄と、背筋を這う冷たい感覚の正体を、祖母は声をひ…
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