ウォーリーを探せの怖い都市伝説

公開日: 怖い話 | 都市伝説

5846164801_45d8153c6c_o

世界中で愛されている絵本が「ウォーリーを探せ」である。

何百、へたしたら何千という群衆が描かれた絵本の中から、ウォーリーという一人の男を探す絵本である。

ウォーリーの特徴はリュックをしょっていて、赤いストライプのシャツを着たひょろっとした青年である。

実はこの青年の姿にはある秘密が隠されていた。

1987年に発売された「ウォーリーを探せ」時を同じくしてある事件の捜査が進められていた。

その事件はこども25人が何者かによってさらわれ、殺害されてしまった事件である。

その犯人はジムという男だったのだが、彼は精神に異常を来しており警察病院で検査を受けていた。

ジムは警察官の目を盗んで逃亡をした。

警察はジムを懸命に追ったが、結局取り逃がしてしまったという。

それ以降、ジムはたびたび目撃されるものの、警察がその場へ行くと必ず姿をくらまして捕まえられる事はなかった。

ジムは変装の達人であり、警察がくる気配があったら別人へと成り代わっていたのである。

事件を重く見た当局はある策を実行に写した。その策とは「ウォーリーを探せ」の発売とブームを仕掛ける事だった。

犯人の特徴である。リュックサックをしょった、つまり逃亡用の荷物を持っている、ひょろっとした体型の男。

そして、赤いストライプは精神異常者の囚人に着せられるユニフォームだったのだそうだ。

つまり、ウォーリーとは凶悪な事件の逃亡犯ジムの事であった。そして、ウォーリーという名前は25人のこどものうちの1人のこどもの名前なんだそうだ。

事件を風化させず、犯人逮捕に国民を使うという巧みな策がウォーリーを探せの世界的ブームの背景に隠れていた。

しかし、ジムはそれでも捕まらなかったらしい。今から数十年も前の話である。

関連記事

有名な家

もうかれこれ10年前の話。当時、まだ自分は9歳だった。 諸事情で祖母と二人暮らしをしていたが、小学生半ばの頃に母親とも一緒に暮らすことになった。 それまで祖母とは小さな漁師…

変な長靴

俺は大学生時代、田舎寄りの場所にアパートを借りて一人暮らしをしていた。 大学が地方で、更に学校自体が山の中にあるような所だから交通の便は悪くて、毎日自転車で20分くらいかけて山を…

玄関

入ってきた

数日前、普段通りリビングでテレビを見ていた夜、突然玄関のチャイムが何度も激しく連打されました。このけたたましい音にイラッとしながら玄関に向かいました。 我が家の玄関扉はすりガラ…

ネス湖(フリー写真)

ネッシー伝説の終焉

20世紀、世界中で実在が信じられてきた伝説のUMA。それがスコットランドのネス湖に生息しているとされていたネッシーである。 首長竜の生き残りではないかと囁かれており、数々の観光客…

蝋燭

大戦中の呪いの儀式

第二次世界大戦中、日本とドイツは最後まで同盟関係を維持し、戦い続けました。 しかし、日独が直接的に共同作戦を展開することはほとんどなく、最終的には両国ともに本土を連合国軍に制圧…

ヒトラー生存説

ナチス・ドイツの党首にして独裁者であったアドルフ・ヒトラー。 彼は類稀なる弁論の才能によって国民を鼓舞し、第二次世界大戦を引き起こす切っ掛けを作った人物である。 最終的には…

変なタクシー

昨日、ひどく恐ろしい体験をしました。 便宜上昨日と言いましたが、実際は日付が変わって本日の午前1時過ぎのこと。 残業のため終電で帰ってきた私は、家の近くまで走っているバスが…

林道(フリー写真)

姥捨て山

俺の兄貴が小学生の頃、まだ俺が生まれる前に体験した話。 兄貴が小学5年生の春頃、おじいちゃんと一緒に近くの山へ山菜採りに入った。 狙っていたのはタラという植物の芽で、幹に棘…

お屋敷(フリー写真)

お屋敷の物品回収

古い物を家主の居なくなった家から回収し、業者に売りに出す仕事をしています。 一般の人から依頼があって回収する事もあるし、解体業者からお呼びが掛かって現場へ出向く事もあります。 …

空き家(フリー写真)

両目を閉じたまま

小学低学年の頃、両親の用事のため、俺は知り合いのおばちゃん家に一晩預けられた。 そこの家は柴犬を飼っていて、俺は一日目の暇潰しにその犬を連れて散歩に出かけた。 土地感のな…