お化け屋敷

公開日: 意味がわかると怖い話

お化け屋敷(フリーイラスト)

夏休みに彼と遊園地へ行き、お化け屋敷に入った。

私はとにかく怖がりで、中が真っ暗なだけでもう恐くて震えていた。

終始、彼の腕を肘ごと抱え込み、目も瞑って俯きながら歩いた。

彼に「胸が肘に当たって気持ちいい(笑)」とか言われたけど、恐くて怒る気にもなれなかった。

彼は「こんなん作りもんじゃん(笑)」と言うんだけど、私はもうキャーキャー叫びまくり。

目を瞑っていて何も見えないから、彼が偶に「うわっ」と言うだけでビクビクしてしまった。

最後の方なんて「もう少しだから頑張れ」と彼に背中をさすられながら半泣きで、何とか出口まで歩いた。

外に出て彼の腕を放すと、くっきりと私の手形が付いていて、どんだけだよ自分…とあまりのヘタレっぷりに笑ってしまった。

編注: 彼は腕を肘ごと抱え込まれていたのに何故背中をさすることが出来たのだろう

空き家

子供の頃に住んでいた家は、現在住んでいるところから自転車でわずか5分程度。 近所に幼馴染みも沢山いたし、自分とはもう関係ない家だという認識があまりなかった。 自分たちが引っ…

ノロノロ運転

俺の姉は車通勤なんだけど、いつも近道として通る市道がある。 それは河沿いの、両脇が草むらになってる細い道なんだけど、そういう道って夏の雨が降った時とか、アマガエルが大量に出てくる…

切り取られたカレンダー

久しぶりに実家に帰ると、亡くなった母を思い出す。母は認知症だった。身の回りの世話をつきっきりでしていた父を困らせてばかりいた姿が目に浮かぶ。 そして今は亡き母の書斎に入った時、私…

消える死体

ある日、しゃくに障る泣き声なので妹を殺した。 その死体は井戸に捨てた。 次の日、井戸を見に行くと死体は消えていたのだった。 5年後、些細なけんかで友達を殺した。 その死…

姉のアトリエ

10年程前の話。 美術教師をしていた姉が、アトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。 その部屋で暮らす訳でもなく、ただ絵を描く為だけに借りたアパート。 それだけで住ま…

若返り

老人「本当にこれで若返れるのか?」 男「ええ。我社の開発したこの機械はあなたの細胞から全盛期だった若い体を生成し、あなたの今の記憶を入れることで記憶はそのままに体だけは若返ること…

ドアノブ(フリー写真)

テンキー

学生時代に住んでいたアパートの鍵はテンキーだったのだが、夜中の3時頃に部屋で漫画を読んでいたら、突然ドアノブをガチャガチャする音が聞こえた。 ビビったけど鍵を掛けているし大丈夫だ…

娘の目

最近の話なんだけど、電車での人身事故を目撃してしまった。 私と小学4年生になる娘と2人で家から2駅離れたショッピングモールで買い物をした帰り道でのこと。 私たちが駅のホーム…

黄色いパーカー

ある日、商店街の裏にある友人のアパートに行きました。 そのアパートの一階には共同トイレがあり、友人の部屋は一階の一番奥でした。 その後、友人の部屋で朝まで飲んでいたらトイレ…

年齢当て

あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。 その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を…