ガラス戸の向こう
| 心霊体験 | 死ぬ程洒落にならない怖い話 | 長編
この事件が起きるまで、俺は心霊現象肯定派だった。でも今は肯定も否定もしない。 今から十二年前、俺は仕事の都合で部屋を引っ越すことになった。 その部屋は会社が…
お守りばばあ
| 死ぬ程洒落にならない怖い話 | 長編
俺が小学生だった頃、地元に有名な変人の婆さんが居た。渾名は『お守りばばあ』。 お守りばばあは、俺が通っていた小学校の正門前に、夕方頃になるといつも立っていた…
目に見えない存在の加護
その日はいつも通りに電車に乗って会社へ向かった。 そしていつものようにドアに寄り掛かりながら外の景色を眺めていた。 地下鉄に乗り換える駅(日比谷線の八丁堀駅…