もうひとつの歴史

高校時代、日本史の授業中に体験した、今でも忘れられない不思議な出来事がある。 あの日の授業は、いつにも増して退屈に感じられた。 教室は午後の陽射しでほんのり…

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暗闇の隙間

昨年の夏休みの夜のことでした。 深夜、ふと小腹が空いて、コンビニへと向かうため、いつもと変わらぬ道を歩いていました。 その途中、ふと、ビルとビルの間に幅およ…

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深夜の国道と消えた時間

昔、私は某電機機器メーカーの工場で派遣社員として働いていたことがありました。 三交代制の勤務で、その週は準夜勤、つまり17時から深夜0時30分までのシフトに…

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夏の約束

夏が近づくと、ふと思い出すことがある。 中学生だったある夏の日、私は不思議な体験をした。 当時、世間の同世代が夏休みを謳歌する中、私はサッカー部の一員として…

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引き抜いてはいけない杭

私は現在、田舎で兼業農家を営んでいる。 ある日、いつものように農作業をしていると、ふと不思議に思うことがあった。 それは、ビニールシートを固定するために使っ…

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黒い同居人

ある日を境に、私の部屋に“黒い人影”のような存在が棲みつくようになりました。 おそらく、どこかで拾ってきてしまったのか、それとも偶然入り込んでしまったのか―…

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人形と祈り

私は東京で働き、家庭を持っていた。 しかし二年前、重い病を患い、入退院を繰り返す中で、ついに会社を解雇された。 それが主な原因となり、ほかにも様々な事情が重…

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霊に勝った男

| 心霊体験 | 笑える怪談

大阪市西区、駅から徒歩五分という好立地にあるマンションに引っ越したのは、今から三年前のことです。 コンビニまでわずか一分という便利な場所にありながら、家賃は…

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お稲荷さんに魅入られ

今からおよそ十年前のことです。 私は、父の田舎であるN県の山間部を訪れました。夏の帰省で、親戚一同が集まっており、夜には恒例のお楽しみとして、従兄弟たちと怪…

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神社にいた友達

| 不思議な体験

小学生の頃、私は家の近くにある小さな神社でよく遊んでいました。 友達と集まって、境内を走り回ったり、鬼ごっこをしたり、ただただ無邪気に過ごすのが日課でした。…

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母の面影

うちは母子家庭だった。 母ちゃんは地元のスーパーでパートとして働きながら、ひとりで俺を育ててくれていた。 親父が何をしていた人なのか、俺には分からない。とい…

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雲の上の記憶と真紅の花

数年前、私は今でも忘れられない不思議な体験をしました。 それは、家族旅行でキャンプに出かけた際の出来事です。 キャンプ場のテントを離れ、弟と二人で少し奥の林…

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前世と今世の因果ループ

高校時代、同じクラスに「右目を見ると前世がわかる」と言う不思議な能力を持つという女子生徒がいました。 彼女によれば、相手の右目をじっと見つめていると、その人…

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