死ぬ程洒落にならない怖い話

土着信仰

俺の親の実家の墓には、明治以前の遺骨が入っていない。 何故かと言うと、その実家がある山奥の集落には独自の土着信仰があり、なかなか仏教が定着しなかったから。明…

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ハサミ女

近所に「ハサミ女」と呼ばれる頭のおかしい女がいた。 30歳前後で、髪は長くボサボサ、いつも何かを呟きながら笑っている、この手の人間の雛形的な存在。 呼び名の…

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勘違い

とある路線の通勤時間帯の上り電車。この線は都心でも通勤時間帯の乗車率がずば抜けて高く、車内はまさにすし詰め状態である。 その日は運が悪いことに下り線でトラブ…

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ナレーションの声

小学5年生の頃、アメリカでワールドカップが開催された。 だからという訳ではないけど、幼馴染のNとよく近所の公園でサッカーをしていた。 ある日、「たまには別の…

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けもの

俺のじいちゃん家は結構な田舎にあり、子供の頃はよく遊びに行っていた。 じいちゃんは地元の名士とでも言うのかな、土地を無駄に一杯持っていて、それの運用だけで結…

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大量のゲームソフト

10年前くらい前、ゲーム屋でバイトをしていた。 ある日、もうすぐ閉店時間という時に、突然60歳くらいのおばさんが大きなダンボールを抱えて店に入って来て、物凄…

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赤いシャツの女

二年前の今頃の話。 その日、来週に迎える彼女の誕生日プレゼントを買いに、都内のある繁華街に居た。 俺はその日バイトが休みだったので、昼過ぎからうろうろとプレ…

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宗教団体のアパート

小学生の頃、友人にMちゃんという子がいた。 Mちゃんの両親(特に母親)は宗教好きで、よく解らないけど色々やっていたようだった。 家に遊びに行くと、絵の得意だ…

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←ココ

この間、小学校の同窓会があった。その時に当然の如く話題に上がった、俺たちの間では有名な事件の話を一つ。 ※ 俺が通っていた小学校は少し変わっていて、3階建て…

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夜の砂浜

昔、一人で海辺の町に旅行したことがある。 時期的に海水浴の季節も過ぎているため民宿には俺以外客は居らず、静かな晩だった。 俺は缶ビール片手に夜の浜辺に出て、…

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競売物件

自動車免許を取りに免許センターへ通っていた時に仲良くなった人から聞いた話。 筆記試験が終わり、知り合いも来ていないし一人でぼーっとしていると、20代後半くら…

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『コ』の字の家

私の家は都市から少し離れた町にあり、日本家屋が立ち並ぶ場所にありました。 近所の噂では、元女郎宿を改築した家らしいです(改築したとは言え、かなり古い家でした…

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オンラインゲームの恐怖体験

一年前の話。友人に誘われて某MMO(オンラインゲーム)を始めた。 それまでネトゲはおろかチャットも未経験だった私は、たまたま大規模ギルドに拾ってもらい、そこ…

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