余命が判る本

公開日: 世界の謎 | 都市伝説

MysteryBookDiscussion-01

本や書物に関する都市伝説は様々あるが、今回はそんな書籍の中でも不気味なエピソードを紹介したい。

我々は大量の書物を購入し、それを本棚にしまう。そんな事が続くと、いつの間にか沢山の本の中に購入した覚えのない書籍が混ざっていたりする事がある。一般人ですらそうなのだから図書館のように何万冊も本がある所なら尚更である。

アメリカ・オハイオ州にある某図書館には、以前おかしな本が並べられている事があった。

その本は普段どこに収納されているかは分からないのだが、その本を手に取り見つめるだけで、その人物の余命、残りの寿命が判ってしまうというのである。

それはどういう事かと言えば、ある人にはその本が分厚く感じられ、ある人には非常に薄く感じられる。つまり分厚いと感じるなら長寿、薄いと感じたら短命という判断になる。

肝心の本の中身であるが、開いてみるとそこには一切文字は印字されておらず、空白、白紙である。

そして、この本を実際に発見して借りてみると、一日一枚ずつページが減って行く。

この本のタイトルはずばり『余命』。ページ数は借りた人物の残された寿命(日数)に比例しているとされる。ゆえに分厚ければ長く生き、薄ければは早死ぬのである。

この図書館の司書が大量の本の中から発見されて以来、この『余命』は多くの人に手に取られてきた。

しかしながら、現在では完全にその行方が判らなくなっている。

広大な図書館のどこかに紛れ込んでしまっているのか、それともこの本に引き寄せられるものを感じた人が持ち去ったのか、或いはある人が寿命を全うするまでその本を所有していた為、本自体が無くなってしまったのか…、全てが謎である。

ちなみに、この『余命』というタイトルだがラテン語で書かれていると言う。

関連記事

ファティマ第三の預言

1917年、ポルトガルにあるファティマという村に住む3人の少女(ルシア・フランシスコ・ヤシンタ)の前に、聖母マリアが6回に渉り出現し、最後の日には10万人の大観衆の前で奇跡を現出させ、…

おかあさんといっしょの都市伝説

幼児向け番組に長い歴史を刻んでいる番組「おかあさんといっしょ」。 その中でも花形であるうたのおねえさんになるには、非常に高い倍率のオーディションを勝ち抜かなくてはならない。 …

世界中の地球滅亡予言

1999年にノストラダムスの大予言が外れた事が有名ではあるが、今まで世界中で地球・人類が滅亡するといった類の終末予言が幾つも提唱されてきた。しかし、その殆どは尽く外れてきた。 戦…

ノイズ

スノーノイズと霊界

多くの人が経験したことがあるであろう、テレビを点けたまま眠ってしまい、目を覚ました時に画面が砂嵐になっている現象。この現象は「スノーノイズ」と呼ばれ、テレビの受信信号が低下した時に発…

トムとジェリーのその後

ジェリーが大人になった頃、トムはもうこの世にいませんでした。 トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、こっそりジェリーの前から姿を消しました。 ジェリーの…

自殺の聖歌『暗い日曜日』

1936年2月、ハンガリーのブダペスト市警が靴屋主人ジョセフ・ケラーの死亡現場を調査中、奇妙な遺書を発見した。 自殺したケラーが書き残したその走り書きのような遺書には、とある歌の…

夕焼け

前世の記憶を持つ少年

不思議な話が伝えられています。それは前世についての知識もないはずの幼い子供が、突如として自らの前世の話を始め、親を驚かせたというものです。 現在、アメリカ合衆国オハイオ州で、一…

海外の降霊術 メアリーワースの忠告

日本で降霊術と言えばコックリさんがメジャーであるが、海外ではメアリーワースと呼ばれている霊を召喚するという方法がある。 これはアメリカの子供達の間で一時期大ブームとなったという。…

LOTO6が発売された理由

2000年10月に発売が開始されたロト6。 ロト6は数字選択式と呼ばれ、自分で好きな数字を選ぶことが出来る宝くじだ。 億万長者を夢見て一度は挑戦したことがある方も多いのでは…

東京ミッドタウン

鎮魂用に設置された神棚があると言われる、東京某所にそびえ立つ某ビルディングの地下4階。 この高層ビルは、某家の屋敷跡に建つことが知られ、調査では地鎮祭に使用されたと思われる古銭や…