立ち入り禁止の波止場

20120608181230660

友達の怖い話。

仮にK君としよう。彼は沖縄出身で、若い頃は結構やんちゃなやつ。

「本当におばけなんかいるのか? じゃあ、試してみよう」なんて言うやつだった。

例えば夜中の防空壕。沖縄には今でも白骨化した死体とか結構残っていて、夜中にお化けを写そうと友人にカメラ向けてピースで写真を撮ったり、夜中2時くらいに海で泳いで友人にカメラ持たせて写せとか。そんな肝っ玉優れたやつ。

ある日、悪友達を連れて車3台で夜中ドライブに行ったんだって。立ち入り禁止の波止場に入って行って、夏だから花火をして酒飲みながら遊んでた。

鞍馬のヘッドライトの先、海の中10メートルくらい先に6人くらいがいて、その中の一人が「誰か溺れてる!」って叫んだ。

見れば、子供が一人があっぷあっぷしてる。

「えーどこ見えないよー」

「いるだろあそこ」

その内の一人が、誰か呼んで来ると言い近くの民家に走って行った。

「早く助けないと!」

「どこ? どこにいるの?」

そんな遣り取りをしている内に、向こうからおじさんと、助けを呼びに行ったやつが走ってくる。

「お前たち、ここは立ち入り禁止だろ!」

そのおじさんは漁師で、今にも救出しようとして服を脱いでいるやつに向かって「やめろ!!」と叫んでる。

「いや、でも子供が…」

漁師のおっさんはなんか必死に止めようとしている。

その状況はと言うと、子供が溺れてる。6人中3人は見える。他のやつには見えない。

漁師「見えるのか?」

友達「だっているだろ。早く助けなきゃ!!」

10メートル先くらいに確かにいる。

友達「どこ? いないよ? 見えない」

漁師「じゃあ見える奴。アイツの顔見てみろ。あの子供、助けを求めてるように見えるか?」

よく見ると「ううん…笑ってる」

漁師「いるんだよ…お前たちみたいな奴らが助けに飛び込んで、引き込まれるんだ。そして、そんな状況で水死体が上がるんだよ。だから、いつもここは関係者以外立ち入り禁止にしているんだ」

ゴールの写真

小学生の時に聞いた実話。ある一人の少年がマラソン大会に出場したんだが、心臓が悪いため速く走ることが出来なかった。最後尾になりながらも、少年は諦めずに頑張って走った。 …

別荘

人の塊

2年前の話を。この話は一応口止めされている内容のため、具体的な場所などは書けません。具体的な部分は殆ど省くかボカしているので、それでも良いという方だけお読みください。 …

竹林

小学校の頃の話です。おいらが行ってた小学校の側に竹林があって、そこには「怪しい人が出るから行っちゃ駄目です」って言われてたのね。俺は結局行かずじまいやったんやけど、結構…

カナちゃんのメッセージ

ここでの俺は神楽と名乗ることにする。断っておくが、本名ではない。今はサラリーマンをしているが、少し前までは神楽斎という名で霊能者をしていたからだ。雑誌にも2度ほ…

廃墟(フリー写真)

廃病院での肝試し

会社の先輩のIさんに聞いた話。先輩が大学一年の時に、仲の良いサークル仲間四人で肝試しに行くことになった。市街地から少し離れた所にある廃病院。お化けが出ると結構有名な所だ…

ホテル

生け贄

この間、親父が物置の整理をしていて、夕方居間にガラクタの山を積み上げて昔を懐かしんでいた。ガラクタの中には古着やレコードや陶人形などがあった。ふと一枚の写真が目についた…

死神の生まれ変わり

俺の昔からの友人がよく死体に遭遇する。中学時代、一緒に海に遊びに行ったら水死体を見つけた。その時、既に5回も人の死体を見たことがあったそうだ。まあ、中学生男子は…

爺ちゃんとの秘密

俺は物心ついた時から霊感が強かったらしく、話せるようになってからは、いつも他の人には見えない者と遊んだりしていた。正直生きている者とこの世の者ではないものとの区別が全くつかなか…

親子の会話

僕の家から会社までは、小さな私鉄の電車で約30分です。都会では考えられないでしょうが、行きも帰りもほとんど座って通勤しています。その電車で帰宅途中、無気味な出来事を体験…

アパート(フリー写真)

暗い部屋

大学2年生の冬、住んでいたアパートの契約が切れるところだったので心機一転、引越しをしようと部屋探しをしていた。不動産屋へ行き希望を伝えると、駅から近くて割と綺麗なマンションを紹…