同じ焚き火の前で
一年に一度しか会わない友人がいます。 AとB、そして俺。 高校時代の友人で、今も続いている縁はこの二人だけです。 集合するのは、毎年七月末の土日でした。 Aが声…
説明のつかない体験をしたことはありますか。偶然とは思えない出来事、夢と現実の境界線、時間が止まったような瞬間——実話をもとにした不思議な体験談を集めました。読み終わった後も、じわじわと余韻が続きます。
一年に一度しか会わない友人がいます。 AとB、そして俺。 高校時代の友人で、今も続いている縁はこの二人だけです。 集合するのは、毎年七月末の土日でした。 Aが声…
私は小学二年生の頃、経営住宅のような団地に住んでいました。 土日になると、敷地内の公園で友達と日が暮れるまで遊ぶのが当たり前でした。 あの日も夏の夕方で、空が暗…
昭和50年前後の出来事です。 東京近郊の県にあった、祖父母が借りて住んでいた古い農家の家でのことでした。 農業が本職ではなくても、敷地はやけに広く、母屋のほかに…
母がまだ幼かった頃、ある団地に住んでいた時の話です。 一番上の姉、つまり私にとっての伯母と母が、外へ遊びに行こうとして階段を降りていきました。 その団地の一階入…
私が中学生の頃に体験した出来事です。 いつのことだったか、もうはっきりとは覚えていません。 けれど、その朝の感覚だけは、今でも妙に鮮明に残っています。 その日も…
俺の出身は宇都宮です。 高校を卒業して、三年制の専門学校に通うために上京しました。 まだ東京の暮らしに慣れきれていない頃の話です。 夏休みのある日、赤羽駅近くの…
小二の頃の話です。 仲の良かったタケシと一緒に、学校の裏山へ虫取りに行きました。 そこは山というより、中規模の雑木林のような場所で、当時の僕らにとっては完璧な遊…
これは、今から二十年ほど前に実際にあった出来事です。 私の実家がある、山間の小さな村で起きた、少し気味の悪い話です。 ※ 実家の近くの山中には、○○○○苑という…
私が幼い頃、母と兄と私の 3人で、ささやかですが穏やかに暮らしていました。 けれど兄が 14歳になる頃、母が事故で亡くなり、私たちの生活は一変しました。 ※ そ…
俺は、とある会社でシステム関連の仕事をしている。 先日、八年間稼働し続けてきたサーバマシンが、とうとう壊れてしまった。 このサーバとは、修羅場というほど大げさで…
これは、僕が3~4年前の夏にイタリアのローマで体験した出来事です。 僕は大学でイタリア文学を専攻していて、大学4年のときに休学し、半年ほどローマに留学していまし…
二十五歳で末期のがんを告げられたいとこが、白い大蛇の医者に治療される夢を見るようになった。腫瘍は縮み、手術は成功し、担当医は記録にない処置の痕に首をかしげた。結…
ネタだと思われるかもしれませんが、私が小学生の頃に体験した、本当にあった出来事です。 私は当時、近所の習字教室に通っていました。 普通の学校の教室のような部屋で…
夜中に目を覚ますと、一人暮らしの部屋の押入れの前に、体育座りの男の子がいた。お兄ちゃん、と私を呼んだその子に頼まれて、私は病院に隠された二年三組の絵日記を探すこ…
私は仕事の関係で、アジア圏を中心に出張や短期駐在をすることが多い生活を送っています。 海外で長く過ごすようになると、不思議なもので、かえって日本らしい風景や空気…
五年前、幼稚園から高校まで一緒だった親友の N が、肺炎で急に亡くなった。 俺は事実を受け止めきれず、しばらくのあいだ誰にも会わずに一人で過ごしていた。 彼は生…
小学校低学年だったある日、家の近くの公園で、二十歳前後の青年に声をかけられた。 「ここは何という場所ですか?」 いきなりの質問に戸惑いながらも、私は素直に地名を…
中学三年の冬、雨が降る放課後のことです。私は、あだ名を「師匠」と呼ばれていた女友達と、人気のない廊下でふざけ半分の鬼ごっこを始めました。私たちの校舎は中庭を囲む…
友人と、上野の国立西洋美術館へ展覧会を見に行った。 その企画展の半券を持っていると、常設展も観覧できる仕組みだった。 入場の際にもぎられた半券を、俺はいつものク…
登山サークルに所属していた三人の青年が、冬休みを利用してある山に登ることを決めた。 それは彼らにとって憧れの山だったが、経験者からは「まだそのレベルじゃ早い」と…
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