姪っ子に憑依したものは

this_is_my_angry_face_2_by_reitanna_seishin-d4ief9u

高校生の夏休み、22時くらいにすぐ近所の友達の家に出かけようとした。

毎日のように夜遅くにそこへ出かけ、朝方帰って来てダラダラしていた。

ある日、結婚している8歳上の姉が2歳の娘を連れて泊まりに来ていた。

母には「お姉ちゃん帰ってきてるんだから出かけなくてもいいでしょ」なんて言われたのだが、約束があったので聞く耳をもたず玄関まで逃げた。

母は「なんなのよもう~」なんて言いながらも玄関まで見送りに。

その時、姪っ子が母にくっついて玄関にやってきたんだけど、姪っ子が突然俺に向かってお婆さんみたいな大声で、「アンタこんな時間に何してるんだ!いつも何やってるんだ!」と怒鳴った。

姪っ子の顔は鬼婆みたいな怖い顔。俺と母はあまりの驚きで固まってしまった。

続いて「ちょっとは勉学に励んで親のことも大切にしないとだめだ!」と。

すごいダミ声で、2歳児の声でないことは誰にでも分かる。

俺と母は顔を見合わせてポカーン。

すぐに姪っ子は普通の状態になり、「おでかけどこ行くの~」と言った。

顔も普通の表情に戻っていて、何ら不思議はない。

母は姪っ子に「Kちゃん、今何を怒ったの? だいじょうぶ?」と言うと、「アタチ怒ってないよ~、おでかけ見送りにきたんだよ~」と、全く覚えてない様子でキョトン顔。

そこへ姉が「あんた出かけるの?」なんて言いながら来て、母は今あったことを興奮して説明した。

すると姉は、

「ああ、この子、前にもそれ1回あったんだよね…。

うちの旦那酒呑みでしょ? ちょっと前、連日のように泥酔して深夜に帰宅してたの。

旦那帰って来たら、寝てたこの子が起きて来ていきなり怒鳴ったのよ。

その時は男の声でさ、旦那も私も唖然としてたよ!」

ちなみに、当時の我が家は祖母が健在だった。

俺を怒ったのって誰?

無人駅

見知らぬ駅

今でも忘れられない、とても怖くて不思議な体験。 1年と半年ほど前になるでしょうか、私がまだOLをしていた時の話です。 毎日毎日、会社でのデスクワークに疲れて、帰りの電車では…

鳥居(フリー素材)

お狐様

これは私が、いや正確には母が半年前から9月の終わり頃までに経験した話です。 今年の7月某日、諸々の事情で私は結婚を前に実家へ一度帰省するため、アパートから引越しすることになりまし…

思い出のテトリス

祖母が亡くなった時の話。 祖父母4人の中で一番若い人で一番大好きな人だったから、ショックで数日経ってもまだ思い出しては泣いてた。 ある日の夕方、自室のベッドで横になってやっ…

ガラス窓(フリー写真)

ガラスに映る人

私はN県の出身で、私が住んでいる街には、地元では有名なカトリック系の女子大があります。 私の母はその大学の卒業生でもあり、その頃講師として働いていました。 当時中学生だった…

山の小道

廃道の先に

20年程前に俺が体験した、今だに信じられない話を書こうと思います。 と言うのも、俺の周りには超常現象的なものに詳しい人物が全くいないので、今から書く実際に体験した出来事を一体どう…

横穴

ゆうちゃんとトミー

中学生時代の友達で「ゆうちゃん」という男がいた。 彼は直感が優れていて、何かの危険が迫っていると「嫌な感じがする」と呟き、さりげなく回避行動に出られるタイプの男だった。 俺…

森(フリー写真)

色彩の失われた世界

俺がまだ子供の頃、家の近所には深い森があった。 森の入り口付近は畑と墓場が点在する場所で、畦道の脇にはクヌギやクリの木に混ざって、卒塔婆や苔むした無縁仏が乱雑に並んでいた。 …

絵皿

喋る絵皿

小さい頃、祖父が友人宅から鷹の絵の描かれた大きな絵皿を貰ってきた。 それは今でも和室に飾ってあって、特に怪奇現象を起こしたりはしていない。 祖父の友人は骨董商だった。 …

DNA(フリー画像)

遺伝した記憶

数年前、実家で甥っ子や姪っ子たちとトトロを観ていた。 「そういや、うちも昔はこんなお風呂だったよねぇ」 と俺が言うと、何故か家族全員がきょとんとした顔をする。 「ほら…

エスカレーター

私がビル警備員のバイトをしていた時の話です。 場所は都内のSデパートですが、当時でも既に一般的な設備は乏しく防火シャッターの開閉は勿論、エスカレーターやエレベーターの設定変更等も…