実家に帰省したある夏休み。
夜中の3時に自分の部屋でネットをしていた時、私の携帯電話に姉から着信があったの。
姉は廊下を挟んだ向かいの部屋にいるんだから、何か話したいのなら直接部屋に来ればいいはず。
『なんだかオカシイな?』と思いながらも電話に出たら、着信は切れてしまった。
そこで、姉に直接何の用事だったか聞こうと思って、姉の部屋に行って、ドアを開けようとした瞬間、部屋の中から「誰かいる!」という姉の叫び声が聞こえたの。
急いでドアを開けてみたら、部屋には姉以外誰もいなかった。
姉が落ち着くのを待って話を聞いてみたら、寝ていた彼女がふと目を覚ますと、顔から数センチのところに黒い影があり、怖くなって悲鳴をあげたということだった。
姉の携帯から着信があったことを伝えたけれど、姉は寝ていたから電話をかけていないと言うし、なにより彼女の携帯は他の部屋に置いてあった。
でも一番の不思議は、私の携帯には姉からの着信が残っていたけれど、姉の携帯の発信履歴には何も残っていなかったこと……。
note 開設のお知らせ
いつも当ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございます。
今後もこちらでの更新は続けてまいりますが、note では、より頻度高く記事を投稿しております。
同じテーマの別エピソードも掲載しておりますので、併せてご覧いただけますと幸いです。
怖い話・異世界に行った話・都市伝説まとめ - ミステリー | note
最新情報は ミステリー公式 X アカウント にて随時発信しております。ぜひフォローいただけますと幸いです。