インターホン

公開日: 不思議な体験 | 怖い話

ベンチ

俺が5才の頃の出来事。

実家が田舎で鍵をかける習慣がないので、玄関に入って「○○さーん!」と呼ぶのが来客の常識なんだが、インターホン鳴らしまくって「どうぞー」って言っても入ってこない馬鹿がいて、腹が立って台所の窓から祖母と俺で覗いて見たら、大きな顔に手足が生えた奴が玄関にいた。

泣き叫ぶ俺の口を祖母が手で塞いで居留守使ったけど、祖母の手が震えてたのは今でも覚えてる。

関連記事

霊視

あるテレビ番組のディレクターが心霊番組の撮影をしていた。 母親、息子、娘の3人家族のインタビューカットから始まった。 彼らは目に涙を浮かべながら、父親の事を話してくれた。 …

街並み

見知らぬ街で目覚めた日

2001年の秋、私は風邪を引いて寒気を感じていました。症状を抑えるため、大久保にある病院に行くことにしました。西武新宿線の車内でつり革につかまり、頭痛がひどくなってきたため、目を閉じ…

DNA(フリー画像)

遺伝した記憶

数年前、実家で甥っ子や姪っ子たちとトトロを観ていた。 「そういや、うちも昔はこんなお風呂だったよねぇ」 と俺が言うと、何故か家族全員がきょとんとした顔をする。 「ほら…

ろうそく(フリー写真)

蛇を奉って欲しい

昔、化粧品店とエステサロンを兼ねた店に働いていた。 事情があり、店長の家に住み込みすることになった。 いつも店長は遅く出勤して来た。 「頭が痛い」「体が重い」と口癖…

田舎の風景(フリー写真)

掌を当てる儀式

この間、ずっと忘れていた事を思い出しました。 前後関係は全く判らないのですけど、子供の頃に住んでいた小さな町での記憶です。 他の五人くらいの子供と、どこかの家の壁にぎゅーっ…

イタチの仕業

祖母の葬式の晩の事。 田舎の古い屋敷で壁3面ガラス張りの小さな和室に1人だった。長い廊下の突き当たりの座敷には祖母が安置されていた。 裏の山には江戸時代からの一族の墓が並び、近くの公園…

ワームホールの出現

私が二十歳になって初めての選挙の時のことだから9年程前の話です。 その日の朝、初めての選挙で投票に行ったんです。 投票所が私の母校の小学校の体育館で、そこに入るのは卒業式以…

図書室(フリー写真)

本に挟まったメモ

高校3年生の時の話。 図書館で本を借りたら、本の中に 『こんにちわ』 と書かれたメモが入っていた。 次の週にまた別の本を借りたら、 『こんにちわ。このまえ…

姉からの着信

実家に帰省したある夏休み。 夜中の3時に自分の部屋でネットをしていた時、私の携帯電話に姉から着信があったの。 姉は廊下を挟んだ向かいの部屋にいるんだから、何か話したいのなら…

宇宙

繰り返す輪廻

私には高校時代からの親友、Aがいます。高校時代、Aの従兄弟である大学生のBさんが、Aの家に居候していました。Aの父は、BさんにAの受験勉強を見てもらうことを条件に居候を許可しました。…