消えた朝

それは、私が8歳の頃に体験した、今も忘れられない出来事です。 我が家は商店街の一角にある魚屋で、年中無休で営業していました。 ある日、目を覚ますと、家の中に…

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異界の名を呼ばれた日 ― きょうこさん

「これまで、いろんな霊体験をしてきたって言ってたけど、命の危険を感じるような、洒落にならないくらい怖い体験って、ある?」 ある日、ふとした会話の流れで、以前…

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消えた駅『すたか』と提灯の山

それは、ある晩のことだった。 京都駅からJR線に乗り、長岡京へ向かっていた私は、仕事疲れもあってか、ついウトウトと居眠りしてしまった。 気づいたときには、電…

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辿静祭の禁を破った村

俺はある山奥の村で生まれ育った。 人口は百人程度、村に学校は無かったから、町の小中学校まで通って行っていた。 村人のほとんどは中年の大人や高齢の方で、一部の…

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異世界の輸界「やみ駅←きさらぎ駅→かたす駅」

「きさらぎ駅」という駅をご存知でしょうか? 過去に 2chで大きな話題になった怖い話の一つです。 はすみさんという方が実在しないその駅に迷い込んだまま行方不…

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サン・ジェルマン伯爵 ー 不死を生きた男

| 世界の謎 | 都市伝説

宝石を散りばめた華麗な衣装に身を包み、パンと麦、そして特製の丸薬しか口にしない男がいた。 その名は、サン・ジェルマン伯爵。 彼はギリシア語、ラテン語、サンス…

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イツキのアトリエ ー 呪われた画集

| 怖い話 | 都市伝説

「イツキのアトリエ」──それは、全国の公立図書館のうち、ごく限られた場所にだけ、ひっそりと存在すると噂されている一冊の画集の名前である。 しかし、それは出版…

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消えた帰り道

| 未解決事件

1987年3月15日。兵庫県丹波市で静かな生活を送っていた西安義行さんは、高校時代の友人であるSさんとドライブに出かけた。 目的地は京都・舞鶴。春の陽気が漂…

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カレンダーの断片

久しぶりに実家へ帰った。 玄関を開けた瞬間、母の記憶が蘇る。 認知症を患っていた母は、いつも父を困らせていた。 食事を忘れたり、夜中に起き出しては家中をうろ…

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別れのメッセージ

会社の同僚であるKが亡くなった。 彼はフリークライミングを趣味とし、非常に熱心に取り組んでいた。休日があれば、どこかの山か崖へと向かう日々で、私とも親しい関…

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NO BODY

二ヶ月ほど前、私は奇妙な体験をしました。もしかすると夢だったのかもしれませんが、ぜひ聞いてください。 ※ その朝、私が目を覚ましたのは午前10時でした。「も…

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もうひとりの私がいた日

この出来事は、私がまだ小学校に入学する前のことです。 その日、母に連れられて、遠縁の親戚の家を訪ねるために駅へと向かっていました。私にとっては、電車に乗るの…

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第三の目を開く者たち――トレパネーション

| 世界の謎 | 都市伝説

「トレパネーション」という言葉をご存知だろうか。 これは、頭蓋骨に意図的に穴を開けることで脳を“解放”し、血流量を増加させ、脳機能を活性化させようとする行為…

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封印された収録テープ

今から約20年前、私はあるテレビ番組制作会社でアシスタントディレクターとして働いていました。 当時担当していたのは、女性アイドルと霊能力者が全国の心霊スポッ…

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声のない街

二、三年前。私がまだ建設業の見習いだった頃、真夏のある日に体験した不思議な出来事です。 その年の夏は特に暑く、現場はビルの改修作業でてんてこ舞い。私は先輩や…

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時を越えた爆撃機

2001年12月23日、午前0時を過ぎた頃のことです。グリーンランドのトゥーレ空軍基地にある管制本部は、突如として一機の未確認飛行物体が接近していることに気…

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