サーバから届いた、最後の一通
俺は、とある会社でシステム関連の仕事をしている。 先日、八年間稼働し続けてきたサーバマシンが、とうとう壊れてしまった。 このサーバとは、修羅場というほど大げさで…
続きを読むローマの高台で出会った「ロベルト」
これは、僕が3~4年前の夏にイタリアのローマで体験した出来事です。 僕は大学でイタリア文学を専攻していて、大学4年のときに休学し、半年ほどローマに留学していまし…
続きを読む白い大蛇の医者と、戻ってきた未来
オレのいとこの話をひとつ書こうと思う。 いとこは、オレと同い年で、小さい頃から兄弟みたいに育った。 頭もキレるし、人に対しても真っすぐで、頼まれごとを断れないよ…
続きを読む習字教室の真ん中に現れたもの
ネタだと思われるかもしれませんが、私が小学生の頃に体験した、本当にあった出来事です。 私は当時、近所の習字教室に通っていました。 普通の学校の教室のような部屋で…
続きを読む迷子の少年とラップ音の正体
これは、ついこの前の出来事です。 その夜、私はいつものように一人暮らしのアパートで眠っていました。 深夜、ふいに胸がざわつくような感覚とともに、ハッと目が覚めま…
続きを読む高野山・奥の院で肩の重みが消えた夜
私は仕事の関係で、アジア圏を中心に出張や短期駐在をすることが多い生活を送っています。 海外で長く過ごすようになると、不思議なもので、かえって日本らしい風景や空気…
続きを読む幼馴染が見せた最後のいたずら
五年前、幼稚園から高校まで一緒だった親友の N が、肺炎で急に亡くなった。 俺は事実を受け止めきれず、しばらくのあいだ誰にも会わずに一人で過ごしていた。 彼は生…
続きを読む未来から来た青年と、携帯電話より前の記憶
小学校低学年だったある日、家の近くの公園で、二十歳前後の青年に声をかけられた。 「ここは何という場所ですか?」 いきなりの質問に戸惑いながらも、私は素直に地名を…
続きを読む四角い校舎、もう一人の「師匠」
中学三年の冬、雨が降る放課後のことです。私は、あだ名を「師匠」と呼ばれていた女友達と、人気のない廊下でふざけ半分の鬼ごっこを始めました。私たちの校舎は中庭を囲む…
続きを読むおもちゃの消防車 ― 嘘に宿る、真実の優しさ
雨の降る夜、会社帰りの A さんは、田んぼのあぜ道でしゃがみ込んでいる男性に気づいた。 街灯の光も届かない暗がりで、その人は泥だらけになりながら、地面を必死に探…
続きを読む百物語 ― 編集部で見たもの
昔、ゲーム雑誌の編集部で働いていた。 毎日、膨大なゲームと向き合う日々。取材、レビュー、裏技検証……時間に追われる生活の中で、私は次第に「ゲームを遊ぶこと」その…
続きを読む四次元ポケットを持つジーンズ
友人と、上野の国立西洋美術館へ展覧会を見に行った。 その企画展の半券を持っていると、常設展も観覧できる仕組みだった。 入場の際にもぎられた半券を、俺はいつものク…
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