九尾の狐
日本には狐の怪談が沢山残っている。その中で最も有名なのは「九尾の狐」ではないだろうか。
「九尾の狐」で有名なのは「白面金毛九尾の狐」三国随一の大妖怪と言われる程の実力。
古代中国で王后を喰い殺し王后に化け、酒池肉林などの暴政を働いたが、太公望に処刑された。
しかし、その時に体が三つに分散したと言われている。
次に九尾は少女に化け日本にやって来る。来日した時は何もしておらず、それから約380年後に宮中に仕え鳥羽上皇と契りを結ぶ。
その契りにて病を発した鳥羽上皇を調べた陰陽師(晴明・泰成・泰親)によって 正体がばれ、白面金毛の姿で逃亡するはめになる。
その後、各地で暴行をし続け、上皇の軍勢により殺されるのだが、心臓を貫かれた直後巨大な毒石に姿を変えてしまう(この毒石は観光名所として有名。いわゆる「殺生石」である)。
そして室町時代、玄翁和尚により破壊され全国各地に飛散したのだ、という。
これが伝承されている話であるが…気になることが一つ。
残りの二匹は何処へ行ったのか。
もしかしたら、未だにどこかから世界を操っているのかもしれない…。