爪を食べる女

公開日: 怖い話 | 本当にあった怖い話

IMG_5585

最近あった喫茶店での話。

普通に時間を潰していたところ、隣のテーブルでなにやら物音。

カリカリカリという音。最初は特に気にもならなかったので本を読んでいたのですが、30分ほど経ってもその音は消えません。

気になって振り向いたところ、びびりました。

爪を食べてます。しかも量が尋常じゃない。1リットルの牛乳パックにはち切れんばかりに入っています。

それも切った状態の爪じゃない。そのままはがしたような完璧な形で。

それを無心に食べていました。

30歳前くらいの普通の女性で、服装など特におかしいところはありません。

女性の前にはコーヒーらしきカップも置いてあります。

でも、何より驚いたのはジーっとこっちの首のあたりを見ていること。

恐怖より驚きが勝って、しばらく凝視していましたが、その内に恐怖が来て慌てて目を逸しました。

一体なぜ爪なんかを…。そしてなんで睨まれているんだ…。

自分の身に危険を感じ、早々に喫茶店を出ました。

喫茶店を出て交差点を渡り、駅まで行きました。

人通りも多く、安心したのも束の間。

さっきの女がいました。

駅の改札で。こちらを待つように。

でも、人も多いので変な事はされないはず…。

そう思い、出来るだけ避けて改札を通りホームに着きました。

幸いにもホームにあの女の姿はなく、そのまま電車が到着しました。

ほっとして席にへたりこんだ瞬間に、来ました。女が。

駆け込みながら電車に乗ってきました。

こっちはパニックに陥ってしまいました。

席に座ったまま、どうにかしなければ…と思っていると、あの女が目の前に立ち、つり革を握っていました。

凍りつきました…。

女は何もいわず、見せ付けるように牛乳パックを出し、爪を食べ始めました…。

結局そのまま電車は走り、女は何もしてきませんでした。ただ爪を食べるだけで。

自分は目的地の2つ前の駅で意を決して女を軽く押しのけ、降りました。

女は追っては来ませんでした。

あれは何だったのか…いまだに謎です。

雪山のロッジ(フリー写真)

フデバコさん

幼稚園の行事で、雪山の宿泊施設へ泊まりに行きました。小さなホテルに泊まるグループと、ロッジに泊まるグループに分かれていて、私はロッジに泊まるグループになりました。「寒い…

白い女の子

先日、祖母の葬式のために生まれ故郷を訪れた。そこは山と畑しかないような、いわゆる寂れた山村だ。私が小学生の時に両親と市内に引っ越したために足が遠のき、さらに大学に通うのに東京に…

更衣室のドアノブ

私は初等教育学科で勉強していて、この科は文字通り小学校教諭を目指す人たちが専攻しています。授業の中には『学校給食』やら『体育』やらといったものもあって、私は体育が苦手でした。 …

幽霊ホテル

今から20年近く前の話です。高校を中退した私は、アルバイト三昧の生活を送っていました。学力至上主義の進学校に通っていたので、それまでの友人達との縁は完全に切れ、バイト先…

イタコ

以前、北東北の寒村に行った際にお寺のご住職夫人から聞いた話。恐山のような知名度はないんだけど、彼の地にも古くから土着のイタコがいたの。今も出稼ぎがある地だから推して知る…

クレーマーの家系

うちの店によく来るクレーマーの家系が洒落怖だった。・学生時代のある日、父親が何の前触れもなく発狂し母親を刺し殺す・その後、父親はムショ入り前に「自分の車で」頭を轢き潰し…

お婆さんの願い

会社の仕事を終え、夜の帰り道。最寄り駅から自宅まで歩いていると、帰路途中の家のドアが開いていて、お婆さんが手招きをしていた。『高いところにあるものを取って欲しいとか、そ…

病院で会ったお婆さん

この話は実話です。私自身も体験したことなのですが、当時は何も気付きませんでした。 ※ それは私がまだ幼い頃です。記憶は曖昧なのですが、確か妹がまだ赤子だったので、私は小学生の低学年…

肋骨を掴む手

最寄の駅からおいらの会社まで自転車で通っていたことがある。その日は仕事が結構早めに終わり、少しずつ暗くなる路地裏を自転車で家路を急いでいた。蒼い宵闇が降りてくる。境界線…

幽霊船

これは、もう亡くなった曾祖父に聞いたお話です。曾祖父が亡くなる数ヶ月前、どうしたことか、親戚を集めて色々な話を聞かせてくれたのです。私の実家は鹿児島県のとある離島なんで…