異界への石碑と未知の世界

不思議な森(フリー写真)

私の名前はリョウです。

私が高校時代に経験した、忘れられない恐ろしい体験を話します。

当時高校生だった頃、私たちはよく学校の裏山で遊んでいました。

その山は古い神社がある静かな場所で、私たちはそこでよく秘密基地を作って遊んでいました。

ある日、私たちは山の中で奇妙な石碑を見つけました。

それは一見すると何の変哲もない石碑でしたが、よく見るとその表面には古い文字が刻まれていました。

私たちは好奇心からその文字を読み解こうと試みましたが、誰もその文字を理解することはできませんでした。

それから数日後、私たちはその石碑の近くで奇妙な現象を目撃しました。

私たちが秘密基地で遊んでいると、突然、周囲の空気が一変しました。

静かな森が一瞬で異様な静寂に包まれ、私たちはその異変に気づきました。

そして、その瞬間、私たちはその石碑の周りに薄っすらと光が浮かんでいるのを見ました。

私たちはその光を見て驚き、怖くなりました。

私たちはその場を逃げ出し、家に帰りました。

それ以来、私たちはその石碑の近くには近づかないようにしました。

しかし、私はその石碑について何か知りたいという思いが強くなりました。

私は図書館でその石碑について調べることにしました。

私が見つけた情報はあまりにも驚きで、信じられないものでした。

その石碑は、古代の神々を祀るためのもので、特定の時期になると神々が降りてくると信じられていたというのです。

私はその情報を読んで怖くなりましたが、同時に興奮もしました。

そして、私はその神々が本当に降りてくるのか確かめることに決めました。

私はその石碑がある山に一人で向かい、その石碑の前で待つことにしました。

ところが何も起こらず、私は少し落胆しました。

その時、突然、周囲の空気が変わりました。

周囲の静寂が一瞬で深まり、あたりは異様な静けさに包まれました。

そして、その石碑の周囲に再び薄っすらと光が浮かんでいるのを見ました。

私はその光を見て驚き、恐怖で身体が固まりました。

その恐怖と同時に、私は何かを確かめなければならないという強い感情に駆られました。

私はその光に向かって手を伸ばしました。

その瞬間、私の視界が一瞬で真っ白になりました。

私は何が起こったのかわからず、恐怖で身体が震えました。

その光が消え、視界が戻った時、私の目の前には見知らぬ景色が広がっていました。

私はその光の中から別の世界へと足を踏み入れてしまったのです。

その世界は私たちの世界とは全く異なり、空気も風景も全てが違いました。

私はその光が、石碑を通じて別の世界へと繋がる道であることを理解しました。

私はその世界から逃げ出すべく、必死に石碑に向かって走りました。

ところがその石碑はどこにも見当たらず、私はパニックになりました。

何とか落ち着きを取り戻し、再び石碑を探し始めました。

やがて石碑を見つけ、その光に向かって飛び込みました。

再び視界が白くなり、私は自分がどこにいるのかわからなくなりました。

その光が消えた時、私は自分が元の世界に戻っていることを確認しました。

私はその経験から、その石碑が本当に別の世界への入り口であることを確信しました。

そして、私はその石碑を二度と触らないことを誓いました。

その後、私たちはその山を避けるようになり、その石碑の存在を忘れることにしました。

しかし私の心の中には、あの日の恐ろしい体験が今でも鮮明に残っています。

そして、その体験は私の生涯忘れることのできない恐怖の体験となりました。

それは私が過去に経験した中で最も恐ろしかった体験であり、それ以来、私は未知のものに対する恐怖を持つようになりました。

それと同時に、未知のものに対する興奮と探求心も持つようになりました。

あの日の体験は、私にとって恐怖だけでなく、人間の知識の限界と未知への探求心を強く意識させる出来事でした。

未知の世界、その恐怖と美しさ。

私はそれを経験したことで、この世界にはまだまだ知らないことがたくさんあると痛感しました。

それは、私がこれからどのような道を歩むにせよ、常に心に留めておくべき教訓となりました。

私は今でも、あの日見た別世界の風景を思い出すことがあります。

それが私に与えた衝撃と恐怖、そして興奮を忘れることはありません。

それは、一生涯忘れられない、私の青春の一部となりました。

関連記事

ガラス窓(フリー写真)

ガラスに映る人

私はN県の出身で、私が住んでいる街には、地元では有名なカトリック系の女子大があります。 私の母はその大学の卒業生でもあり、その頃講師として働いていました。 当時中学生だった…

異なった世界のスイッチ

アサガオが咲いていたから、夏の事だったと思う。 私は5歳で、庭の砂場で一人で遊んでいた。 ふと顔を上げると、生け垣の向こうに着物姿の見知らぬお婆さんがニコニコして立っている…

交差点(フリー素材)

命の恩人との再会

小学5年生の時の話をします。 ある日、通学路の交差点を渡っていると、右折車が横断中の俺を目がけて突っ込んで来た。 催眠術にかかったように体が動かず、突っ込んで来る車を呆然…

廊下

迷宮と煙草

私は都内で雑誌関係のライターを担当しています。 多岐にわたるテーマの記事を手がけるため、日常は刺激に満ちていると言えるでしょう。 その中で、オカルト関連の記事は、読者から…

体育館

球状の異物

9年前、私が20歳で初めて選挙に行った日のことです。投票所は私の母校である小学校の体育館で、卒業式以来の訪問でした。体育館に入ると、記憶と違って狭く感じ、「こんなに狭かったかな?」と…

繰り返し見る夢

夢に関する不思議な話を。 同じ家や場所を繰り返し夢に見ることはあるだろうか。 別に続きものという訳ではなく、ホラーであったり日常的であったりと、関連性は無いけど舞台がいつも…

犬(フリー画像)

愛犬との最期のお別れ

私が飼っていた犬(やむこ・あだ名)の話です。 中学生の頃、父の知り合いの家で生まれたのを見に行き、とても可愛かったので即連れて帰りました。 学校から帰ると毎日散歩に連れ出し…

タクシー(フリー写真)

三日前の異世界

俺の出身は宇都宮で、高校を卒業して3年制の専門学校へ行くために上京した。 夏休みのある日、赤羽駅の近くの居酒屋で深夜まで飲み、タクシーを捕まえて家の近くの大きな公園まで乗せても…

時間

時を超えた電話

高校の時に母から、 「昨日、お前から電話がかかってきた。○○(住んでいるところ)にもうすぐ到着するという電話だった。声は確かにお前だった」 と言われた事があった。 そ…

金色の金魚(フリー写真)

浮遊する金魚

小学2年生くらいまで、空中を漂う金色の金魚みたいなものが見えていた。 基本的には姉ちゃんの周りをふわふわしているのだけど、飼っていた犬の頭でくつろいだり、俺のお菓子を横取りしたり…