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継ぎ帳

祖父の四十九日を終え、私は開けてはならぬと言われた蔵を片づけに戻りました。奥にあった古い帳面には、村に起きた出来事が、なぜか先に書かれていたのです。開いた者が次…

六つ目の膳

昭和41年、伊那谷の旧家へ奉公に上がった私が最初に教わった決まりは、五人家族に膳を六つ出すことだった。湿った茶碗の縁、誰もいない部屋の青い畳、毎年育っていく誂え…

悪夢を見せる子守唄

山あいの旧家に母から娘へ口伝てで受け継がれてきた、悪夢を見せる子守唄。裏切った恋人に、わたしは生まれて初めてその歌を口ずさんでしまいました。やがて彼は腐っていく…