友達の家に手応えのある変な空間がありました。
何もないところで手をふると、そこだけスローになる。
それは空中に留まっており、撫で回してみるとバスケットボールぐらいの大きさ。
彼はそのことに触れて欲しくないようでしたので、そこでこの話は終わりです。
ただ、他にも数人知っている人がいて、どうやらその空間は安定してそこにあったようです。
6年ぐらい前の話です。
友達の家に手応えのある変な空間がありました。
何もないところで手をふると、そこだけスローになる。
それは空中に留まっており、撫で回してみるとバスケットボールぐらいの大きさ。
彼はそのことに触れて欲しくないようでしたので、そこでこの話は終わりです。
ただ、他にも数人知っている人がいて、どうやらその空間は安定してそこにあったようです。
6年ぐらい前の話です。
それは、ある晩のことだった。 京都駅からJR線に乗り、長岡京へ向かっていた私は、仕事疲れもあってか、ついウトウトと居眠りしてしまった。 気づいたときには、電車はすでに見知…
子供の頃の話。 大して遊べる施設がない田舎町だったので、遊ぶと言えば誰かの家でゲームをするか、山や集落を歩いて探検するかの2択くらいしかする事がなかった。 小学校が休みの日…
二、三年前、私が建設業の見習いだった時の体験です。その年の夏は特に暑く、その日は忙しさのあまり、休憩も取らずに作業に没頭していました。私たちは、ビルの改修作業を行っており、上司からの…
ある年の秋。 季節外れの台風により大きな被害が出た。 古くなった寺社は損害も多く、俺たちはてんてこ舞いで仕事に追われた。 その日も、疲れ果てた俺は家に入ると風呂にも入…
これは高校1年の夏休み、田舎の高校に通っていた時の話です。 部活動が終わったのは20時。その後、部室で友人たちと怖い話をして盛り上がり、気がつけば23時を回っていました。私たち…
思い出すと身の毛もよだつが、話さずにはいられないので書いてみる。 平成20年の6月24日、外回りの仕事で顧客名簿を片手にH市内を走り回ってた。 この日は梅雨独特のジメジメした気温で、汗…
去年の暮れ、会社に一通の手紙が届いた。 編集プロダクションに勤めている俺への、名指しの手紙だった。 中を読むと自分のエッセイを読んで添削して欲しい事、そして執筆指導をして欲…
去年の夏に職場の仲間4人と丹沢湖へ行った。 車で行き、貸しキャンプ場をベースにして釣りとハイク程度の山歩きが目的。 奇妙な体験をしたのは3泊4日の3日目だったはず。 …
ようやく笑い飛ばせるようになったんで、俺の死んだ嫁さんの話でも書こうか。 嫁は交通事故で死んだ。 ドラマみたいな話なんだが、風邪で寝込んでいた俺が夜になって「みかんの缶詰食…
学生時代の当時、付き合っていた恋人と駅のホームで喋っていました。 明日から夏休みという時期だったので、19時を過ぎても空が明るかったのを覚えています。 田舎なので一時間に一…
多分信じてもらえることはないだろうから、そういう創作物として見てくれれば幸い。 ま…
「前世」という概念すら知らないはずの幼い子どもが、突如としてそれを語り出すという話が、…
もう色々済んだから、書かせてくれ。かなり長い。 父親には妹がいたらしい。俺にとっ…
中学生の頃、俺は横浜に住んでいた。 親父は地元の教会で神父をしており、性格は聖職…
これは実際に起きた事件にまつわる、生存者の証言をもとにした話である。 「大雪山ロ…
小さな頃、私は「知的障碍があるのでは」と思われていました。 言葉や文字に遅れはな…